全国王座に向けて大躍進 予選リーグを全勝で飾る/全日本大学王座決定戦

2023.06.18

 各地区のリーグ戦を勝ち上がった代表校が集う全日本大学王座決定戦(以下、王座)。明大は関東地区の王者として5年ぶりに今大会に臨んだ。初戦で東北学大を相手にストレート勝ちを収めると、続く四国大戦では苦しい試合展開を次々とモノにして決勝リーグへの進出を決めた。

 

◆6・17 全日本大学王座決定戦(エフピコアリーナふくやま)

<1日目>

<男子>

〇明大5―0東北学大

〇明大4―1四国大

 

 ついに迎えた5年ぶりとなる王座。1日目の予選リーグは、9校が出場し三つのブロックに分かれて戦う。明大は東北学大、四国大と対戦した。全体の流れを左右する初戦。関東学生春季リーグ戦から抜群の安定感を誇る大辻伸彬(農3=尽誠学園)・金山勇波(営3=霞ヶ浦)ペアが1番手として重要な役目を見事に果たしてみせた。相手に流れを渡さない圧巻のゲーム展開で試合を進め、チームに勢いをもたらした。5番手までの選手たちも着実に勝利を重ねていき東北地区王者を相手にストレート勝ちを収めた。

 

 続く四国大戦は初戦とは打って変わって接戦が繰り広げられる展開が目立った。2番手の白川雄己主将(農4=尽誠学園)・池口季将(政経4=高田商)ペアは相手のボレーやコースを突くショットに苦しむ。ファイナルまでもつれ込む激闘の末に惜しくも3―4で敗れ、王座でのチーム初黒星となった。しかし、その後は明大が意地を見せた。3番手の米川結翔(商3=尽誠学園)が相手に傾きかけた流れを取り戻すと、続く辻花陸(営2=能登)・中原壮琉(政経2=熊本マリスト学園)ペアが4―3で接戦を制し、決勝リーグへの進出を決めた。5番手の岡田侑也(農1=とわの森三愛)・中村悠峰(営1=能登)ペアも強烈なボレーを連発し相手を圧倒した。

 

 2日目は各ブロックを勝ち上がった明大、同大、福岡大による決勝リーグが行われる。残り2勝まで近づいた全国制覇のチャンス。持ち前の勝負強さを武器に、頂点を必ずやつかみ取ってみせる。

 

[松原輝]