
Bチーム 専大相手にラストワンプレーで逆転勝利/練習試合
前半は3トライを献上し序盤から追いかける展開となった。14―21で試合を折り返すと、後半は4トライをあげ見事逆転勝利を飾った。
◆6・10 練習試合(八幡山グラウンド)
▼対専大B戦
◯明大42{14―21、28―14}35専大
前半12分までで3トライを奪われ出鼻をくじかれる展開となった明大。しかし、前半25分に反撃を見せる。敵陣22メートル付近から明大ボールのラインアウトから始まると、巡目にアタックし最後はスタンドオフ伊藤龍之介 (商1=国学院栃木)が抜け出しトライ。「とてもいい流れでみんなが繋いだトライだった」(伊藤龍)。続いて28分、敵陣ゴールライン付近でラインアウトを獲得。強力なFWによるモールでフッカー渡邊元隆 (政経4=筑紫丘)が押し込みグランディングを決めた。「他のフォワードが真っ直ぐ力で勝ってくれた」(渡邊)。同32分、ナンバーエイト藤井達哉 (政経1=東福岡)のジャッカルからスクラムハーフ大越勇気 (営4=茗溪学園)が50:22でチャンスをつくるも、ラインアウトミスから得点を奪えず14―21で試合を折り返す。
後半3分、伊藤龍がショートパントでゲインラインを上げる。フェーズを重ね、最後は走り込んできた中瀬亮誠 (文1=桐蔭学園)がパスを受け取りグランディング。「ゴール前に行ったら縦に行くからくれと言ってたので息を合わせてトライができた」(中瀬)。その後、21―28でむかえた後半22分には、敵陣10メートル付近の明大ボールスクラムからFWで前進し最後は田中景翔 (文1=常翔学園)が持ち出しトライ。1年生が活躍を見せ、28-28と同点に追いつく。しかし後半27分、勝ち越しトライを狙う明大は敵陣22メートル付近でインターセプトされトライを献上。残り13分で7点差と突き放されてしまう。だが後半38分、明大が意地を見せる。敵陣22メートル付近からFW陣で体を当て続けると、最後は柳田がグラウンディング。値千金のトライで試合を振り出しに戻した。そして同点で迎えたラストワンプレー。後半40分にレッドカードで1人少なくなった専大へ紫紺が勝負を仕掛ける。敵陣22メートル付近で吉田輝雅(政経3=東海大相模)が逆サイドにキックパスを仕掛けると、最後は舛尾和 (文1=佐賀工)がインゴールへダイブ。42―35で逆転勝利を収めた。
ラストワンプレーで逆転を決めた明大。粘りを見せたもののミスも目立つ試合だった。「自分自身もチームとしても全然いい内容ではなかった」(伊藤龍)。次戦は6月17日に八幡山グラウンドで行われる新人明早戦。「自分の持ち味である強気というのを試合で出していきたい」(田中)。明大のプライドを胸に、宿敵・早大に挑む。
[保坂啓太郎]
試合後のコメント
渡邊
――今試合を振り返ってみていかがですか。
「試合の立ち上がりから3本簡単に取られたというところで『獰猛(どうもう)明治』というテーマを体現できてなかったと思います。あと、自分たちのセットプレーだったり外でのハンドリングエラーで、自分たちのペースにできなかったと思います。でも最後勝ち切れたのはチームとして良かったかなと思います」
柳田
――ゲームキャプテンとして意識していたことありますか。
「Bチームが帝京大にも勝ってそこからの専大だったので、相手関係なく自分たちのやることを最大限やるというのを、全員が統一してできるように声掛けとしてやっていました」
伊藤龍
――新人明早戦への意気込みをお願いします。
「自分たちの代だけで試合するというのは最後だと思うので本当に楽しみたいと思います。新人早明は勝たないといけないのでまずしっかり勝つこと、内容も今日の反省を生かして来週できたらいいなと思います」
小椋健介(情コミ2=桐蔭学園)
――後半の動きを振り返っていかがですか。
「前半入りが悪かったのでそこを変えようとハーフタイムで話していました。後半しっかりいい形で入れてはいたんですけど、後半全部を通して一貫したプレーはできなかったので、そういうつなぎのところで集中して全員が統一してできればいいなと思っていました」
田中
――自身のトライについて振り返っていかがですか。
「僕の持ち味である強気という部分を出せたかなと思います。高校の時から前が空いていたら仕掛けるというのは意識していたのでそこができて良かったなと思います」
中瀬
――今後の意気込みを教えてください。
「残りの試合も自分の持ち味でもあるコンタクトプレーを全力で出してBの試合だけでなくAの試合も出れるように頑張ります」
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