
連敗阻止 国士大にウノゼロ勝利/関東大学1部リーグ戦
第7節は昨年度、苦戦を強いられた国士大との一戦となった。明大は17分に島野のゴールで先制。その後は相手の攻撃をしっかり守り切り辛勝した。前節の敗戦を引きずらず見事に白星を獲得し、明大は着実に順位を上げる。
前節黒星を喫し悪い流れを断ち切りたい明大。試合開始早々から明大はサイドからの攻撃を続ける。4分に相手のパスミスから太田にボールが渡りチャンスが訪れるもシュートには至らなかった。そこからは何度もチャンスをつくる攻めの姿勢を見せるも、国士大の高い位置からのプレスに苦しみ前線まで運べない。しかし17分にカウンターで得たCK(コーナーキック)のこぼれ球を島野が左隅に押し込み待望の先制点。「セットプレーは自分たちの一つの課題で、取り組んでいることなので決め切れたのは自信につながった」(島野)。明大は前節までの中大戦、東洋大戦ではセットプレーから失点し続けていたこともあり価値のある1点になった。得点後は、相手にペースを握られるも、明大の体を張った好守備が光り無失点で前半を終えた。
(写真:得点直後の島野)
後半、明大は藤森に代えて稲垣を投入。すると早速、稲垣が右サイドからシュートを放ち存在感を示す。その後も両サイドからの攻撃でゴールに迫るなど、チャンスシーンが続いた。田中克が交代で入ると、稲垣、内田とコンビネーションを演出する。田中克からスルーパスで稲垣が抜け出し、GKとの一対一を冷静にファーサイドに流し込むもポストに阻まれたところで試合終了。最終スコア1—0で完封勝利を飾った。
(写真:途中交代で試合に出場した稲垣)
前節の敗戦から立て直し喜ばしい勝利を挙げたが、「チームとしては絶対2連勝して波に乗るためにも勝たなければならない」(内田)と負けられない戦いは続く。「上級生も刺激を受けるので、もっと試合に出てほしい」(岡)。1年生の躍動に上級生が触発されているチームとして良い競争が見受けられた。今節の勝利を受けて8位に浮上した明大。ここから連勝し上位に食い込む展開に期待したい。
[岩田英佑]
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