接戦制せず筑波大に敗戦 佳境を迎えたリーグ戦6戦目/関東学生1部リーグ戦

2023.06.04

 リーグ戦も終盤に差し掛かった6戦目。昨年度は2戦中2敗の筑波大と戦った。明大は試合開始から攻めの姿勢で挑み先制点を獲得。しかし、その後相手に連続得点を決められ点差が開く。選手同士で声を掛け合いチームプレーでいい流れをつくったものの、接戦を制することができず悔しい敗戦となった。


◆5・7~6・25 関東学生1部リーグ

▼6・3 対筑波大戦(日体大健志台プール)

  明大8{1ー3、3ー2、2ー4、2ー4}13筑波大〇

 

 ここまで1勝4敗と1つでも多くの勝利が欲しい明大。第1Pは開始早々積極的に前に出た林大悟(営3=千葉敬愛)が強敵相手に先制点を決めた。それから間もなく相手も1点を追加。負けじと何度もシュートを試みるも決まらず、相手にさらに2点を許してしまう。第2Pでも攻めの姿勢を崩さず何度もシュートのチャンスを得た。なかなか得点にならない中、エースの越智大介(理工3=明大中野)が得点を決めると明大ペースに。終盤には宇津野貴大(経営2=明大中野)、狭間俊至主将(商4=明大中野)が次々とシュートを押し込み、1点差まで縮めて第2Pを終えた。


 逆転を狙いたい第3P。開始20秒で渡邊十雅(政経3=明大中野)が勢いよくミドルシュートを決める。同点に追い付きこのまま流れをつかみたい明大だが、相手に連続で2得点を奪われ点差を広げられてしまう。「後半はシュートが入りづらく、そこから相手のカウンターをたくさん食らってしまった」(兼本翔安・政経2=修道)。その後も食らいついて何度もシュートを放つが、相手のGKによって弾かれてしまう。最後まで果敢にカウンターを仕掛けるも、強豪・筑波大の壁は厚く8ー13で惜しくも敗れた。


 GK兼本の確実なセーブが光ったこの試合。結果としては接戦をモノにできなかったものの「チームで準備してきたことはある程度できた」(兼本)と収穫もあった。リーグ戦も最終局面に突入し、明日は中大との戦い。これまでの反省を生かして、悔いの残らないよう残りの試合に臨みたい。

 

[増田杏]


試合後のコメント

兼本

――今日の振り返りをお願いします。

「前半は競っていていい試合ができたと思うのですが、後半離されてしまったのが結構痛かったなと思います。個々の差や泳ぎの差というのが出てしまったところはありますが、そこまで大きな力の差のある相手ではないのかなと思いました」


――良かった点を教えてください。

 「今年の学生リーグはあまりうまくいかないことが多かったので、守りの作戦などをがらっと変えました。それが結構相手にはまって、自分たちもカウンターを出せて点も決められたので、やりたいことができたというのは良かったと思います」


――明日の意気込みをお願いします。

 「明日もそれほど実力差はないチームだと思っているので、今日は負けてしまいましたが、今日のように自分たちの意図したことができればいいゲームができるし、勝てるのではないかと思います」