
奮闘するも、点差を跳ね返せず早大に敗戦/関東学生1部リーグ戦
上位リーグ進出の懸かったリーグ戦5戦目の相手は早大。第1P、明大の先制で始まるが第2Pにかけて連続失点を喫してしまう。第3P以降、試合終盤まで早大の背中を追いかけるも、開かれた点差を縮め切ることができず、最終スコア9―14で敗戦となった。
◆5・7〜6・25 関東学生1部リーグ戦
▼5・21 対早大戦(慶大日吉プール)
明大9{1―3、0―3、2―4、6―4}14早大〇
ここまで1勝3敗、何としてでも勝ちたい戦いだった。開始2分、先制したのは渡邊十雅(政経3=明大中野)のシュートだ。その後は一進一退の攻防を繰り広げるも、1―3とリードを許す展開に。しかし「自分たちの水球ができていたと思う」(狭間俊至主将・商4=明大中野)。早大との一戦に備え、かねてから考えていた対策が通用することを実感し、確かな手応えを得ていた。しかし、第2Pでさらに点差をつけられてしまう。明大は林大吾(営3=千葉敬愛)、宇津野貴大(営2=明大中野)を中心にシュートを打つも、ゴール上や横を通過、キーパー正面へのシュートをセーブされるなどなかなか決め切ることができない。1点も取り返すことができないまま、相手に3点の追加点を与え、1―6で第2Pを終えた。
相手の流れを断ち、得点差を縮めていきたい第3P。しかし、開始早々2失点の厳しいスタート。そんな中、明大は好プレーをさく裂し、追い上げを見せる。宇津野から狭間へパスを回し、素早くゴール前の林につなげ、ミドルシュート。続く第4Pも、狭間、越智、渡邊の連続得点により、勢いづく。しかし、早大の猛攻は続き、形勢は相手方に傾いたまま、最終スコア9―14で敗北を喫した。
一つの目標であった上位リーグ進出には惜しくも届かない結果となった。主将の狭間は今試合を「反省点はシュート決定率」と振り返る。「試合はまだまだあるのでそこで今日の反省点を生かしていきたい」(狭間)。これで5試合が終了し、リーグ戦も折り返しとなった。残りの4試合は6月に控え、少し時間が空く。今試合で得た足掛かりをもとに戦略を立て、さらに強さの増した明大が新たに白星を重ねることを期待したい。
[熊谷実夏]
試合後のコメント
狭間
――チーム最多得点でしたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「僕のプレー自体は正直あまり普段と変わっていなくて、最後の方は自分から動かないといけないなと思い、積極的にシュートを打っていたことが、自分の点数に入った要因だと思います」
――次戦に向けた課題を教えてください。
「全体としては勝てていないのが現状なので、何か策を取る必要があると思っています。特に、シュート決定率と戦術、ポジションを変えていかなければならないと思っています。これから2週間くらい間が空くので、自分たちに合ったプレースタイルに直していきたいです。個人としては、チームとしてどうあるべきかを考えて、自分が積極的にやっていこうと考えています。指示を出してもっとみんなが動いたりできるような声出しとかをやっていきたいです」
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