
3位リーグへ 2日目での挽回期す/東日本学生1部リーグ戦
大学レスリングの団体戦・東日本学生リーグ戦が開幕。昨年度13位と無念の結果に終わった明大は再起を誓い、大会に挑んだ。初日は4チームの総当たり戦。初戦の早大、2試合目の国士大と敗戦を喫してしまう。それでも、最終戦の青学大戦は快勝。大会2日目は3位リーグに進むこととなった。
◆5・16~18 東日本学生1部リーグ戦(駒澤屋内球技場)
▼1部予選リーグ
明大1―6早大○
明大2―5国士大○
○明大5―2青学大
「2位リーグを主将としてもチームとしても目指していた」(坂井孝太朗主将・文4=花咲徳栄)。早大戦に敗れ、目標の2位リーグ以上に入るためには必ず勝たなければいけない状況で挑んだ国士大戦。しかし、1人目で挑んだ61キロ級の三井潤(法4=鹿島学園)が0―4で敗れてしまう。その中、2人目として挑んだのは57キロ級塚田京(農3=埼玉栄)。第1P1分46秒、パッシブで1点を先制。「自分の形だなと思っていた」(塚田)。第2P10秒に2点を奪われ、逆転を許すも、落ち着いたプレーを見せる。すると、同2分に場外際の攻防で相手の体をマットに付け、2点を取り逆転。このまま3―2で勝ち切り、勝利を収める。「勝ち切ることができて良かった」(塚田)。チームにいい流れをもたらす。
(写真:対戦相手の動きをうかがう塚田)
塚田の勝利の余韻が残る中、3人目として出場したのは主将の86キロ級坂井。第1P57秒、相手の足を取ると、そのままマットに倒しバックで2点を先制。第2P2分21秒にも相手を場外に出し、追加点。相手のチャレンジ失敗も重なり、4―0と突き放す。このまま勝利を収めるかに思われた。しかし、試合終了間際の同2分55秒に足をつかまれ体勢を崩し、倒されて2点を許すと、そのままローリングも決められ、まさかの逆転負け。「最後に気の緩みが出た」(坂井)。主将の勝利でチームの勝利を手繰り寄せたいところだったが、チームに重い空気が流れてしまう。悪い流れを打開するため、早大で唯一の勝利を収めた4人目65キロ級太田匠海(営3=いなべ総合)に期待がかかった。「自分で止めてみんなが勝てる雰囲気をつくりたかった」(太田)。試合は、お互いに譲らぬ一進一退の攻防が続く。しかし、1―1で迎えた第2P2分26秒でパッシブによる失点をすると、同2分47秒にも2失点を許し、敗戦。「自分から勝負できていなかった」(太田)。その後、7人目の125キロ級岩井知史(文3=前橋西)は勝利を収めるも、国士大相手に2―5での敗戦を喫した。
(写真:敗戦し、悔しがる坂井)
「国士大には勝ちたかった」(岩井)。チームとして目標に掲げた2位リーグに進めず、悔しい結果となった。それでもまだ今大会が終わったわけではない。「明日全勝して9位を目指したい」(坂井)。昨年度の13位という結果から1つでも順位を上げるため、明大の負けられない戦いはまだまだ続く。
[廣末直希]
試合後のコメント
坂井
――今、チームに必要なことを教えてください。
「団結力です。試合に出ていない人も一団となって試合に挑む。出る選手は自分が代表なんだ、明治大学を背負っているんだという自覚を持って戦うことが必要だと思います」
岩井
――明日はどのような戦いをしたいですか。
「今日と同じようにしっかり刺していくやり方で戦いたいです。今日はちょっと雑になったり、後半ばてて力が出せなかった部分があったのでそこを修正したいです」
太田
――早大戦では唯一の勝利を収めました。
「勝てたのは良かったのですが、最後に4点を取れるならもう少し早く取れたんじゃないかと思います。勝負が早くできたんじゃないというところがあるので、反省です」
塚田
――明日への意気込みをお願いします。
「チームを勢いづけれるように自分らしいレスリングを頑張りたいと思います」
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