
リーグ戦直前! 注目選手インタビュー前編
明日、5月16日から東日本学生リーグ戦(以下、リーグ戦)が行われる。今大会は大学生の大会で唯一の団体戦だ。昨年度のリーグ戦の結果は無念の13位。今年度の目標は「8位以上」(坂井孝太朗主将・文4=花咲徳栄)。名誉挽回のため、チーム一丸となって戦う姿に注目だ。今回はレスリング部の魅力をお伝えするため、坂井と森陽保監督、注目選手3人にインタビューを行った。
前編は坂井、森監督のインタビューをお送りします。(この取材は4月9日に寮で行われました)
坂井
――自己紹介をお願いします。
「主将を務めさせていただいています。文学部、4年生の坂井孝太朗です。階級はフリースタイル92キログラム級です」
――レスリングを始めたきっかけを教えてください。
「小学校、中学校と柔道をやっていて、高校からは花咲徳栄高校からお誘いを受けて、レスリングをやっています」
――ご自身が得意とする技について教えてください。
「片足タックルという、両足タックルではなく、片足のみを取りにいく技が得意です。この技で試合構成を組み立てたりしていて、ポイントを取ることが多いですね」
――昨年度を振り返っていかがですか。
「個人としては11月に行われた全日本大学選手権で優勝できたことがとてもうれしくて、個人としての成績もしっかり収められたし満足のいく1年でした。団体としては昨年度のリーグ戦が13位という結果で終わってしまったので、残念な気持ちもありました。そこからチームとしても成長したので、今年度はリーグ戦で挽回したいと思います」
――主将として力を入れていることなどがありましたら教えてください。
「コーチ陣からの指導が大切であるということを身に染みて感じているのでコーチ陣からアドバイスを受ける時間を大切にしています。個人としては、技を教えること以外にも、精神的な部分も含めて、積極的に後輩に指導するようにしています。団体としては昨年度、チーム全体として体力不足を感じていたので体力づくりや、レスリング面では激しい動きを多めにして試合感覚を身に付けるように、練習メニューを考えています」
――監督はどんな方ですか。
「真面目な方です。自分たちの意見も取り入れて、とても柔軟に動いてくださります。精神的な指導もしてくださっていて、自分はキャプテンとして追い詰められることも多いですが、認めてくださります。個人としても部としてもとても助けられています」
――今年度の目標を教えてください。
「個人としては全日本の大会で3位入賞、もしくは優勝を狙いたいです。キャプテンとして上に立つ存在なので結果を残せるよう、頑張ります。チームとしてはリーグ戦の順位を挽回、奪還できるように頑張りたいです。おととしが8位だったのでその順位に近づけるように、8位以上を狙いたいです」
――ありがとうございました。
森陽保監督
――練習の雰囲気はいかがですか。
「キャプテンの坂井を中心として一生懸命やってくれています。坂井がケガをしてしまっているので、そこに関しては、主務の三井潤(法4=鹿島学園)や田村拓斗(政経4=秋田商業)が補ってくれているので、私としては満足しています」
――練習中大事にしていることはございますか。
「主体的にやってほしいということをいつも伝えています。主体的にできるような雰囲気作りを上級生には求めています。また下級生もそれを見て主体的にやっていってほしいと伝えています」
――昨年度の振り返りと今年度の目標を教えてください。
「2022年度の全国総合順位は、フリースタイル7位、グレコローマンスタイル13位でした。そして全日本大学選手権では31年ぶりの優勝者を輩出し、天皇杯全日本選手権には5名出場することができるなど近年まれにみる好成績を残すことができました。また、1年から3年生部員が主力メンバーであったこともあり、2023年度は主力メンバーが全員在学することから、今後のさらなる進展性が期待できると思っています。特に、部員全員で全体練習が毎日できる春季合宿・夏季強化合宿を強化重点期間とし、若手OBにも練習への参加協力を仰ぎ、強化を図りたいです。昨年度の記録を更新することを2023年度の目標としています」
――ありがとうございました。
[石田聖、井手満菜]
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