期待の新星たちが登場! 大学初土俵は悔しい結果に/東日本学生新人選手権

2023.05.15

 ルーキーたちがついに大学初取組。期待のかかる初陣だったが、決勝トーナメント進出はならず、悔しい結果となった。


◆5・14 第74回東日本学生新人選手権(靖国神社相撲場)

▼工藤――予選3回戦敗退

 小坂――予選2回戦敗退

 柴田――予選2回戦敗退



    どんよりと湿った空気の中、明大相撲部のルーキー3人が初土俵に立った。まず最初に土俵に上がったのは小坂大(政経1=鳥取城北)。「日々の稽古のおかげ」(小坂)と立ち合いから相手を圧倒し、押し出しで勝利する。このまま流れに乗るように思われたが、2回戦では「自分の悪い引きが出てしまった」(小坂)と得意の押し相撲ができず、押し出しで敗北した。


    続く工藤晃太(政経1=平舘)は2回戦から登場。気合いの立ち合いで寄り切りで勝利を飾ると「大学で初めての試合で勝つことができたのは良かった」(工藤)と安堵(あんど)の表情を浮かべた。続く3回戦は、工藤より約60キロ重い選手と対戦。「体重差のある相手を崩しきれなかった」(工藤)と相手の圧力に屈し、押し出しで敗退となった。3番目に登場した柴田林太(政経1=秋田北鷹)は、自身より体重が軽い選手と対戦したが、うまくすくい投げられ初土俵を悔しい結果で終えた。


    ルーキーたちの初陣は厳しい結果となったが、まだ先は長い。この悔しさを糧に、期待の新星たちが最強力士の座を目指して日々の稽古で奮闘する。


[晴山赳生]


試合後のコメント

工藤

――今日の取組の良かった点と反省点をお願いします。

「良かった点は、大学生になって初めての大会でまず1勝できたことです。悪かった点は、自分より体重の重い選手を崩すことができなかったことです」


――反省点をこれからどう改善していきたいですか。

「自分の強みは相手を崩すことなので、自分より体重の重い相手にそれができるように技術を磨いていきたいと思います」


――4年間の目標をお願いします。

「団体戦でレギュラーに入って、インカレ(全国学生選手権)で上位入賞することと、個人では体重別選手権で全国優勝することです」


小坂

――今日の取組の良かった点と反省点をお願いします。

「良かったところは自分から前に攻められたことです。その中で自分の悪い引きが出てしまって、それが原因で負けてしまったのが反省点です」


――反省点をこれからどう改善していきたいですか。

「これからの稽古で一生懸命自分から前に出る相撲を取って、できるだけ引かないように自分の持ち味を生かして頑張っていきたいです」


――4年間の目標をお願いします。

「インカレでメンバーに入ってBクラスからAクラスに昇格したいです」


柴田

――今日の取組の良かった点と反省点をお願いします。

「良かったところはあまり見つからないですが、悪かったところは相手に先手先手で動かれてしまったので、そこを自分から動ければなと思いました」


――反省点をこれからどう改善していきたいですか。

「入学後体重なども落ちてきているので、体重増加と筋力アップと、稽古で先輩方といい相撲が取れるようにやっていきたいと思います」


――4年間の目標をお願いします。

「インカレでメンバーに入って上位目指して頑張りたいと思います」