
慶大に接戦の末敗北 今季初白星ならず/関東学生1部リーグ戦
リーグ戦第2節、相手は昨年度4位の慶大だ。明大は第1P、リードを許さず互角の戦いを見せるも第2Pでは慶大の守備に苦しみ点差をつけられてしまう。エースの7得点で慶大を追い詰めるも、あと一歩及ばず。最終スコア13―15で敗北を喫した。
◆5・7〜6・25 関東学生1部リーグ戦
▼5・13 対慶大戦(早大所沢プール)
明大13{5―5、1―4、2―3、5―3}15慶大〇
悔しい敗戦となった。「競ることはわかっていた。上位リーグに行くためには何としても勝ち切らなければならない」(狭間俊至主将・商4=明大中野)。前節の敗北から1週間。初白星を挙げたい明大は、好敵手である慶大に強い気持ちで挑んだ。開始早々に失点するもチームのエース・越智大介(理工3=明大中野)のミドルシュートがネットを揺らす。その後3点の得点を許すも、越智を中心に猛攻を仕掛け連続ゴール。最後はペナルティースローを成功させ、再び同点に追い付く。しかし続く第2P、慶大の集中した守備に苦しみ3点のリードを許してしまう。
第3P、何としても差を縮めたい明大は初の交代カードを切るも流れはつかめないままだ。「全員が攻め気になり、カウンターを多く食らってしまった」(越智)。8―12とさらに点差を広げられる展開に。しかし、ここでは終わらせない。第4Pは「底力を見せることができた」(狭間)。宇津野貴大(営2=明大中野)の2得点、筒井将登(営2=明大中野)の退水誘発と兼本翔安(政経2=修道)の連続好セーブなど、期待の2年生3人の活躍が光り、追い上げを見せる。第4Pのみで5点を返上するもまさにあと一歩だった。最終スコア13―15で惜敗。今季初勝利は先送りとなった。
次節は絶対王者日体大との一戦だ。「胸を借りるつもりで思い切りプレーしたい」(越智)。2戦連続敗北という残念な結果に終わったが、長いリーグ戦はまだ始まったばかりだ。ここからの巻き返しに期待したい。
[岩田英佑]
試合後のコメント
狭間
――今試合の良かった点と反省点を教えていただきたいです。
「良かった点は最初の入りと、最後の底力ですね。悪かった点はミスが多かったことです。守らなければならないところがあったと思いますし、無理打ちしてカウンターを食らったり、決めるべきところで決め切れなかったりなど、そのようなシチュエーションが多かったかなと思います」
――印象に残った場面を教えていただきたいです。
「タイムアウトして退水セットを組む時に自分たちのほうが有利な場面で決めきれなかったのが印象的です。ずっと練習してきたことをやる場面だったので、それができなかったことが印象に残っています」
――次戦の日体大戦への意気込みをお願いいたします。
「絶対王者の日体大に自分たちは挑む立場なので気負いせずにどんどんチャレンジしていこうと思っています。チームとしてもそのような雰囲気で臨んでいこうと思います」
越智
――チーム最多の7得点をされましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「個人的には良かったと思います。あれだけ警戒されている中で7点も取れたことは嬉しかったです」
――今試合を振り返って特に良かったプレーや印象に残った場面を教えていただきたいです。
「良かったプレーは第4Pの宇津野のシュートです。シュートも良かったですし、守ってからしっかり泳いでカウンターを出して決め切った点がとても良かったと思います」
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