
4×100メートルRで見事4位入賞 1部残留に向け弾みをつける/関東学生対校選手権
関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)2日目は男子1部1500メートル、男子1部4×100メートルR(以下、4継)の決勝が行われた。男子1部1500メートルに出場した馬場勇一郎(政経4=中京大中京)は最後のスパートで競り負け、入賞を逃す結果に。それでも4継が4位入賞と健闘し、貴重な点数を獲得。1部残留に向け大きな追い風となった。
◆5・11~14 第102回関東学生対校選手権(相模原ギオンスタジアム)
◆2日目
▼男子1部1500メートル決勝
馬場 3分51秒61 11位
乙守 3分52秒85 12位
▼男子1部4×100メートルR決勝
木村颯、木村稜、川津、竹尾 4位 39秒61
関東インカレ2日目は前日の悪天候から一転、初夏らしいあたたかな日差しが降り注ぐ中で行われた。男子1部1500メートル決勝には予選を勝ち進んだ馬場、乙守勇志(政経1=大阪)が出場。昨年度の関東インカレで7位入賞、決勝では資格記録1位と十分な実績を持つ馬場はスタジアム全体の注目を一身に集めた。「余計なことをせずにラスト300メートルでスパートをかけると決めていた」と序盤から落ち着いて入り、後方でレースを進める。ラスト1周でのスパート勝負は熾烈(しれつ)な戦いになるも入賞はかなわず、11位でフィニッシュ。3、4日目に行われる男子1部800メートルでのリベンジを誓った。現在、就職活動と競技の両立に奮闘する馬場。その姿はチームに大きな勇気を与え続けている。初の関東インカレながら決勝に勝ち進んだ乙守は馬場に次ぐ12位でゴール。「決勝に出るという目標を達成できたのは良かったし、レベルの高い選手と走れたことは次の大会につながる」。期待のルーキーは今後のトラックシーズン、そしてその先の駅伝シーズンを真っすぐ見据えた。
「予選では減速してしまってぎりぎりのバトンパスになった」(竹尾拓真・農2=明星学園)。予選での走りをこのように振り返り、挑んだ4継の決勝。第1走の木村颯太(法4=明星学園)が好走し、良い流れをつくると木村稜主将(政経4=乙訓)もエースらしい走りを見せ、常に上位を狙える位置でバトンをつなぐ。手に汗握る勝負は東海大とほぼ同時にフィニッシュというまさかの展開に。しかし、結果は惜しくも一歩及ばず、3位と0.003秒の差に悔し涙を飲んだ。それでも見事、今大会明大勢初の得点を獲得。チームの1部残留に向け、大きな弾みをつけた。
3、4日目に行われる男子1部200メートルには木村稜主将が出場。昨年度の関東インカレで5位入賞を果たした種目で今回こそ栄冠を手にできるのか、注目が高まる。また、競歩競技でも関東インカレ入賞経験を持つ清水海地(理工4=長野日大)や近藤岬(理工2=十日町)、さらにルーキーで昨年度のインターハイ王者・長田隼人(商1=松山工)が出場し、多くの得点が期待される。関東インカレも折り返し地点となる中、短、長、歩がより一層、総力を結集し1部残留というチームの目標に向かって突き進む。
[原田青空]
※レース後のコメントは後日「紫魂不撓」にて掲載いたします。
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