
王者の風格! 開幕3連勝を飾る/春季関東学生1部リーグ戦
春季関東学生1部リーグ戦(以下、春リーグ)の2日目は2試合が行われた。対するは法大と筑波大。これまでも明大と熱戦を繰り広げてきた両校が相手だったが、落ち着いた試合運びで見事開幕3連勝を飾り、12日の早大、日大戦へさらなる勢いをつけた。
◆5・10~21 春季関東学生1部リーグ戦
(所沢市民体育館他)
▼5・11 対法大戦、対筑波大戦(所沢市民体育館)
〇明大4―0法大
〇明大4―2筑波大
春リーグ戦2日目は法大、筑波大と対戦。トップバッターはチームの大黒柱である宮川昌大(情コミ4=野田学園)。「今のチームで、1番手で流れを作ってくれるのは宮川」(髙山幸信監督)と、1ゲーム目は危なげなく先取するも、2ゲーム目、4ゲーム目を奪われた。しかし「セットオールになっても焦りはなかった」(宮川)と最終ゲームは11―3と圧倒。流石の修正力を見せた。宮川の勝利によってチームが勢いづく。その後は2番手・松田歩真(商3=野田学園)、3番手・手塚峻馬(政経3=明徳義塾)、そして続くダブルスでは宮川・飯村悠太(商1=野田学園)組が見事相手を攻略し勝利。チームとしても見事ストレート勝ちを決め、次戦の筑波大戦へ流れをつくった。
続く筑波大戦も宮川が1番手として登場。カットマン相手だったが「カット打ちは得意なので、気持ち的にも楽に試合ができた」(宮川)。相手の粘り強いカットも鋭いフォアドライブで打ち砕き、完璧な試合運びで勝利をつかみ取った。続く2番手も松田が流れを渡さずストレート勝ち。このまま主導権を渡さないかと思われた。しかし、3番手櫻井倭(情コミ2=鶴岡東)が相手選手に攻略されまさかのストレート負けを喫する。宮川・飯村組のダブルスで挽回したい明大。最終ゲームまでもつれ込むも、わずかに及ばず敗北となった。4番手の飯村が流れを引き込もうとまずは勝利したが、それでも依然負ければ崖っぷちの状況。そこで5番手として登場したのが手塚。両者譲らない戦いを展開し、勝負は最終ゲームへ。お互い点を取り合いデュースにもつれ込んだが「最後の一球まで諦めない気持ち、そしてチームメイトの応援が勝利につながったと思う」(手塚)と、最後まで気迫のプレーを見せ16―14で勝利した。
これで明大は開幕3戦連勝。しかし次戦の相手である日大、早大は各選手が警戒する強豪だ。「次が1番大切な日だと思って全員で戦っていきたい」と強く語った宮川。勇ましき明大卓球戦士たちが、大学最強の座を守り続ける。
[晴山赳生]
試合後のコメント
髙山監督
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「法大戦はまあまあの試合で終わったかなと思います。筑波大戦の時はかなり強い選手がいるので簡単には勝てないだろうなとは思っていましたが、6番手、7番手で勝てたので明日は良い雰囲気でいけるかなと感じました」
――明日に向けて一言お願いします。
「明日勝てばかなり優勝に近づくので決勝戦ぐらいの気持ちでやらないといけないかなと考えています」
手塚
――良かった点、反省点をそれぞれお願いします。
「良かった点は、相手よりも最後までしつこく戦えたことです。反省点はリードしていてもそのセットを取りきれず自分が苦しい状況になってしまったので、一球一球の集中力を明日につなげていきたいと思います」
――明日の試合への意気込みをお願いします。
「明日は僕たちの中では勝負だと思っているので、みんなで力を合わせて頑張りたいと思います」
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