
男子エペ 2部全勝優勝で入替戦へ進出/関東学生リーグ戦
関東学生リーグ戦(以下、リーグ戦)は終盤を迎えた。今大会、明大勢最後の出場チームは男子エペ。1日目は際どい場面があったものの勝ち星を重ね、2日目に行われた最終戦は日体大との全勝対決となった。中盤で接戦となるも最後は点差を広げ、見事勝利。2部全勝優勝で翌日に控える入替戦へと駒を進めた。
◆5・6〜12 関東学生リーグ戦(駒沢体育館)
▼男子エペ2部 明大――1位
昨年度、男子フルーレ同様に2部で優勝するも1部昇格を果たせなかった男子エペ。「昨年度は悔しい思いをしたので、今年度こそは、という風に思う」(大竹諒副将・営4=岐阜各務野)。気持ち新たに挑んだリーグ戦だが、1日目から厳しい戦いを強いられる。特に2回戦の立大戦では、最後の1本勝負にもつれ込んだ末の勝利だった。「公式戦で団体戦に出場するというのが初めての経験だったので、正直最初から緊張していた」(篠田真吾・政経1=富山県立福岡)。1年生もメンバー入りした新チームだが、1日目は「全体的にもチームとしてあまり良くなかった」(大竹)。白星を重ねたものの、課題が残る滑り出しであった。
気を引き締め直して挑んだ2日目。4回戦となった拓大戦では「自分の持ち味や得意な攻撃をしっかり出せた」(篠田)と、ルーキー・篠田がチーム最多の18得点を獲得し、勝利に貢献した。そして迎えた最終戦の日体大戦。序盤から点差を広げ、4セット目までは大きなリードをキープする。しかし5セット目の篠田が11失点と大きく失速。「相手が地元の先輩で、自分がやることを相手が分かっていた」(篠田)と弱点を攻められ21-21の同点に。その後も接戦は続き、なかなか点差を広げることはできない。それでも経験を積んだ最上級生は冷静だった。「次につなげるために、1点でも多くリードを広げる」(大竹)と、落ち着いた剣さばきを心掛けていく。36―34で迎えた最終セットでも集中力を切らさなかった大竹が、最後は点差を広げ45―41と見事勝利。昨年度に引き続き2部全勝優勝を果たした。
だが男子エペにとって、2部優勝はあくまでも通過点に過ぎない。「明日(12日)が本番だと思っている」(大竹)。悲願の1部昇格へ。昨年度のリベンジを胸に、新チームは勝負の入替戦へ挑戦する。
[渡辺悠志郎]
試合後のコメント
大竹
――日体大戦の振り返りをお願いします。
「比較的リードしてつなげることができていました。また、粘り強くできて、本当に後輩たちもよくやったなという風に思います」
――この2日間の試合で得たものを教えてください。
「課題は結構リードしてから攻撃を簡単にもらって失点してしまうところがちらほら全体的に見えたことです。そこをできるだけ減らせるようにしていかないといけないなと思います」
篠田
――この2日間の団体戦で感じたことを教えてください。
「チームの士気を上げるためのベンチワークや点数を取った時の仲間とのコミュニケーション、しっかり自分から相手の反則や突き続けていないというのをアピールすることが次の流れにもつながってくるので、団体戦で大事なことだなと思いました」
――今のチームの雰囲気はいかがですか。
「4年生の大竹先輩が引っ張っていってくれているという感じで、すごくいいと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES