
早大を下し王座出場が決定/関東学生春季1部リーグ戦
全日本大学王座決定戦(以下、王座)への出場を決めるためにプール最終予選で戦う相手は早大。雨が降る中迎えた試合は、序盤から主導権を握り4-1で勝利。プール予選1位通過で王座出場を決めた。
王座出場を確実に決めるため、勝ちたい一戦だった。試合が動いたのは第1Q開始6分、MF児玉陽向(政経1=横田)からパスを受け取ったFW大岡凌磨(政経4=今市)が先制点を決める。しかしその後の第2Qではゴール前まで球を運ぶも得点には繋がらず。「攻めていてかなりチャンスがあったが、そこで点を取れなかったのが課題」(小池文彦監督)。相手にPC(ペナルティコーナー)を獲得され、1度は止めるもこぼれ球を押し込まれ前半終了間際に同点とされる。
勝ち越したい明大は第3Q開始3分、混戦の中からFW大塚皓平(文3=飯能南)がゴールを決め、2―1とする。勢いそのままに第4Q4分にはPCからFW齋藤偉颯(法2=今市)がキーパーの弾いた浮き玉を押し込み得点。このゴールを齋藤は「リバウンドをしっかり決め切るという気持ちで次に向かいました」と振り返った。14分にもMF吉田登以(商1=丹生)が豪快なシュートを決め、試合を決定づけた。試合終了30秒前に相手がPCを獲得するも、今試合何度もピンチを救ったGK坂本樹哉(法3=飯能南)の好セーブでそのまま試合終了。予選プール1位通過で王座出場を決めた。
次戦は準決勝、相手は明大の最大のライバル・山梨学大だ。「山学を倒します」(齋藤)と気合は十分。春季リーグ優勝に向かって、絶対に負けられない戦いが始まる。
[加藤菜々香]
試合後のコメント
小池監督
――本日はどのようなゲームプランで臨みましたか。
「スクープボールや前に運ぶボールが多くなってくるので、それらに要注意して入りました。あとは各Qの立ち上がりでしっかり気持ちを入れるようにという指示しました」
――準決勝の意気込みをお願いします。
「まずひとつひとつ。相手もかなり強いチームなので、そこをどう破っていくか。勝って、次の決勝に臨んでいきたいと思います」
髙松雄飛主将(法4=丹生)
――今日のMVPを教えてください。
「全体的にみんな動けてたかなと思うんですけど、齋藤がすごい動きが良かったですね」
――見つけた課題点はありますか。
「やはりチェックの強さかなと思っています。中盤でうまく回された、そしてチームで取り切れるタイミングでも取りきれなかったというところがまたひとつ課題が出てきたなと感じます」
齋藤
――今日の試合の振り返りをお願いします。
「先制点は早い段階で取れたんですけどそこから追加点が取れず、相手に同点に追いつかれてしまいましたが、それでもしっかり流れが変わって勝ち切ることができたのでよかったです」
――今日の試合までに個人的にはどのような準備をしてきましたか。
「ドリブルと、最後まで走りきることを意識して練習してきました」
吉田
――早大は戦ってどのような相手でしたか。
「スクープなどロングボールが多いので、そのカウンターでロングボール一本で入れられることを警戒してカウンターケアを中盤(MF)みんなで意識していました」
――第4Qのご自身のゴールを振り返っていかがですか。
「ボールをもらった時にゴールがガラ空きだったので、ふかさないことだけ意識して。枠に入れるだけでした」
――ルーキーに出場機会がたくさん与えられることについてどのように感じていますか。
「平等に機会をもらって出させてもらっていて自分の成長の場や活躍の場があるので、それがモチベーションが上がることにつながってとても嬉しく思います」
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