
宇田5位! 好感触で大会を終える/全農CUP 第4回パリ五輪日本代表選考会
6日の試合で惜しくも準々決勝で敗退した宇田幸矢(商4=大原学園)。パリ五輪の代表選考ポイントをより多く稼ぐべく、試合に臨んだ。自分の強みを思う存分発揮し、見事5位といい形で大会を終えた。
◆5・6~7日 全農CUP 第4回パリ五輪日本代表選考会(トッケイセキュリティ平塚総合体育館)
◆2日目
▼男子シングルス
宇田――5位
ベスト8で敗退した宇田は、この日は順位決定戦に登場した。5~8位決定戦を危なげなく勝利し、5~6位決定戦へ臨んだ。1ゲーム目を取り、迎えた第2ゲーム。8―6と2点リードしていたものの、相手がここから追い上げを見せた。4連続得点を許し、スコアは8―10と一気に窮地に追い込まれる。しかしここで食い下がるわけにいかない宇田は意地で2点を連取。ゲームをデュースへと持ち込んだ。そこから両者は手に汗握る一進一退の攻防を繰り広げる。8度のデュースの末、2ゲーム目を手にしたのは最後まで集中力を切らさなかった宇田だった。その勢いのまま第3、4ゲーム目も連取しストレートで勝利。見事5位入賞を果たした。
「久しぶりにいい感覚でできた」。「自信を持って最後までプレーできた」。昨年度出遅れてしまったパリ五輪日本代表選考レース。好感触となった今大会を契機として、上昇気流に乗り代表内定をつかみ取ってほしい。
[末吉祐貴]
試合後のコメント
宇田
――ご自身のプレーはうまくかみ合ってきましたか。
「今回はなるべく質の高いところを攻めていくという思いがありました。ただどうしても試合の中ではチキータが入らないこともあるので、そのときは自分が練習していた技術を発揮するという考え方でいました」
――選考レースについてはいかがですか。
「昨年度は(ポイントを)稼げていなくて、今年1年は頑張らないといけないので、優勝を目指していましたが、最低限のことは(できました)」
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