
荒天の接戦 前半リード実らず日大にサヨナラFG負け/春季オープン戦
春季オープン戦第2戦の相手は、昨年度の秋季リーグ戦で敗北を喫した因縁の相手・日大。雨の悪条件で両者にミスが連発する展開の中、要所で何度も決定機を逃した明大は、試合時間残りわずかでサヨナラFGを許し、10―12のロースコアゲームに敗れた。
◆4・23~7・2 春季オープン戦(アミノバイタルフィールド)
▼5・7 対日大戦
明大10{7―3、0―0、0―6、3―3}12日大○
第1Q開始早々、ビッグプレーが飛び出した。日大のキックオフを捕球したエースRB#39廣長晃太郎(商3=箕面自由学園)が、相手のタックルを粘り強くかわして前進し、85ydのキックオフリターンTD(タッチダウン)。「チーム全体で取れたTDだった。『試合の入りに全力を注ごう』ということをチームで掲げてきて、まさに1プレー目だったので。全員がフォーカスしてTDを取り切れた」(廣長)。このまま流れを持ってきたいグリフィンズだったが、日大のFGを皮切りに、ファンブルやパントミス、インターセプトなど雨の悪条件下で精彩を欠き、得点に苦しんだ。それでも第2Qには、スターターQB#15新楽圭冬(商2=都立戸山)のスクランブルとTEへのショートパスがテンポよく決まり敵陣へ迫る。前半終了間際には、QB#13水木亮輔(商2=千葉日大一)からWR#11加藤大明(営3=明大明治)への23ydパス成功などで絶好機となるも、敵陣4ydからのFG失敗で無得点に終わった。
明大リードのまま迎えた後半第3Q。残り時間が1分を切ったところで、日大が蹴ったパントをファンブルする痛恨のミス。これを日大にカバーされ、直後のドライブでエンドゾーンへとボールをねじ込まれTDを許した。7-9の2点差を追いかける第4Q。RB#21高橋周平(文2=足立学園)がフィールド中央を駆け抜ける36ydゲインや、LB#32石井凪斗(政経3=啓明学院)、DL#33櫛谷彰吾(文4=鎌倉学園)らによる2度のQBサックで、反撃のチャンスをうかがう。すると、直後の日大のパントをLB#44吉田恭規(政経2=佼成学園)がブロック。絶好の位置でオフェンスに回すと、今回FGを2回失敗している高橋周もここでは見事なキックを見せ、FG成功。9-10と逆転に成功した。しかし「勝ち切る力がなかった」(大澤舜主将・情コミ4=都立三田)。最終盤、日大のランとパスを織り交ぜた猛攻にディフェンスが崩れる。自陣深くまで侵入を許すと、試合時間残り2秒でサヨナラFGを決められ、10―12と悔しい敗戦となった。
3戦目の相手は桜美林大となる。「あと1週間で細かいところまで調整し、今日の課題をまた出さないように次は最後まで勝ち切りたい」(大澤)。今試合の課題と収穫を糧に、勝ち切る試合展開を期待したい。
[松下日軌]
試合後のコメント
大澤
――主将として今年のチームはいかがですか。
「今年は突出したスター選手がいないので『ディフェンスだったらみんなで相手を止めにいこう』『オフェンスだったら最後まで全員でやり切ってボールを1ydでも前に進めよう』と全体で意識してやっています。そこはまだ詰めていかなくてはいけないところではあるのですが、少しずつ形にはなってきているかなと思います」
――廣長のTDはキッキングチーム練習の成果でしょうか。
「去年からずっとキッキングは課題として出ていて『今年から絶対にキッキングで一本持っていくんだ』という気持ちをみんなで持ちながら練習していたので、それがこうやって結果に表れたのは良かったかなと思います」
新楽
――試合を振り返っていかがですか。
「いいドライブをしているシーンも結構あって、パスがテンポよく決まっていったところもあったのですが、肝心のところでパスが決まらなかったり、ゴールを前にして最後押し切れなかったところに今のチームの弱さが出たのかなと思います」
――スクランブルが好調でしたが、前回から何を改善しましたか。
「日大はDLが強いというのが分かっていたので、無理だったらすぐ走ろうというのが最初から頭にありました。それをできたのは良かったところかなと思います」
廣長
――今試合でチームの良かった点を挙げるなら何ですか。
「今まで明大はすごく浮き沈みのあるチームだったのですが、今日の日大戦にかけてだいぶそれが締まってきていて。試合に出ている人だけでなく、サイドラインにいる選手も含め全員が日大戦に対して集中できていたので、そこは良かったなと思います」
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