
男子フルーレ 力及ばず無念の2部残留/関東学生リーグ戦
新体制初の団体戦となった関東学生リーグ戦(以下、リーグ戦)。男子フルーレは1部昇格に向け負けられない戦いとなった。順調に勝ち星を重ね、全勝の中迎えた日体大との最終戦。一進一退の接戦となるもあと一歩及ばず。優勝を逃し、悔しい2部残留となった。
◆5・6〜12 関東学生リーグ戦(駒沢体育館)
▼男子フルーレ2部 明大――2位
昨年度のリーグ戦では全勝優勝を果たすも入替戦で敗戦を喫し、2部残留となった明大。「リーグ戦を全勝して今年こそ1部へ上げたい」(堀部聖太・政経3=岩国工業)と今大会に懸ける思いは強かった。1日目の2試合を危なげなく勝利し迎えた2日目。勢いそのまま東北学大戦、青学大戦ともに相手に流れを渡すことなく白星を重ねた。
そして残すは日体大戦。「最終戦の日体大戦がリーグ戦の山場になる」(堀部)。試合前の言葉通り、互いに全勝の中で最終戦を迎えた。1、2セット目はリードを奪うも3セット目で相手の猛攻を受け14-14の同点。その後、期待のルーキー・菊元雪(営1=龍谷大平安)の活躍で勝ち越すも流れをつかめず相手に再びリードを許す厳しい展開に。それでも堀部、森大翔(理工3=向陽)が徐々に点差を縮め、36-38で最終セットを迎えた。そして最後を任されたのは堀部。「自分の番が回ってきたときから体が思うように動かなかった」と相手のペースにのみこまれ連続失点を許す。しかし、堀部も徐々にペースをつかみ連続ポイントで点差を縮めた。逆転なるかと思われたが相手の粘りに及ばず41-45で試合終了。全勝優勝を逃し入替戦出場はかなわなかった。
男子フルーレは準優勝という悔しい結果に。しかし、今大会では新戦力の台頭が光った。メンバー4人の中で菊元、髙橋康希(理工1=横浜商科大)の1年生2人はリーグ戦初出場。全試合に出場した菊元は「最初の方は緊張で思うように体が動かなかったが、試合を重ねていくうちに場になじんで自分のプレーがしっかりできるようになった」と安定した強さでチームに大きく貢献した。「(1年生の2人は)とても頼りになった。チームが盛り上がるプレーをしてくれた」(堀部)と上級生からの信頼も厚い1年生コンビの今後に大きな期待がかかる。
チームとしての次の戦いは10月に行われる関東学生選手権(以下、関カレ)。今大会で味わった涙は彼らをさらに強くするはずだ。関カレに向けたレベルアップの時間はまだまだある。悔しさをバネに成長し、次こそは雪辱を果たす。
[佐藤あい]
試合後のコメント
堀部
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「途中まではよかったですが、最後粘り切れなくてやってはだめだと心の中ではわかっていましたが逃げてしまいました。今度は最後まで妥協しないようにやりたいです」
菊元
――日体大戦を振り返っていかがですか。
「僕の第1試合は相手の主将で、そこで僕が勝てばチームの流れを持っていけると思ったので、何としても勝ちたいという思いで挑んだら勝てました。最後の試合は同点で回ってきて最後主将に繋げるという役目でしたが、そこでもう少し点数を取らなければいけないと背負ってしまい、焦ってしまったことが最後の敗因でした」
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