春季リーグ戦2勝目 強豪・中大に3-1で勝利/関東大学男子1部リーグ戦

2023.05.07

 春季リーグ6戦目は昨秋1-3で敗れた中大と対決。序盤から明治のバレーを体現しセットを連取する。勝利に王手をかけて挑んだ第3セットだったが、相手の猛攻に行く手を阻まれ大差で取られてしまう。それでも第4セットは着実に得点を重ね、春季リーグ2勝目を勝ち取った。

 

◆4・8~5・21 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)

▼5・6 対中大戦(東海大湘南校舎総合体育館)

〇明大3{25―18、25―19、9―25、17―25}1中大

 

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

S近藤蘭丸(文2=東福岡)、OH工藤有史(政経4=清風)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OH岡本知也(政経3=五所川原工)、OP坂本雄大(政経3=市立尼崎)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、Li武田大周(政経4=松本国際)

 

4セット目

MB黒澤⇄MB山田美雄(政経2=東福岡)

 

 坂本のブロックから始まった第1セット。序盤からブレークを取り徐々にリードを広げていった。相手のミスなどもあり先に20点台にのると、サーブで攻めてブロックで崩す〝明治のバレー〟がさえ渡り連続ポイントでセットを先取。続く第2セットも工藤・坂本のサービスエースが連発し、勢いは止まらずセットカウント2-0となった。

 

 勝利まであと1セットとなり、迎えた第3セット。「少し緩んでいた部分があった」(武田)と試合の主導権を相手に渡してしまう。中盤に7連続、終盤に5連続ポイントを許し、9-25の大差でこのセットを落とした。それでも「3セット目の終盤から4セット目につなげる意識を持つことができた」(黒澤)。第4セットは3枚ブロックから得点を奪う場面も目立ち、ペースを取り戻した。終盤には山田のブロード攻撃が決まるなど、リードを守り切り春季リーグ戦2勝目を手にした。

 

 次戦は今春に1部昇格を果たした慶大と対戦する。「勝ち切って上位に食い込めるようにしたい」(岡本)。上位進出に向け、ここが正念場だ。

 

[七海千紗]

 

試合後のコメント

武田

――3セット目から4セット目の切り替えで意識していたことはありますか。

 「自分たちは2セット取ってて相手は1セットしか取っていない状況で追い込まれているのに自分たちが受け身になるのは違うという話をしました。常に1セット目のつもりでやろうと言いながら4セット目はプレーをしていました」

 

坂本

――本日の試合で見えた課題はありますか。

 「3セット目は相手が何も触らずにアウトになるということが多かったので、合わないボールはリバウンドを取って自分たちの攻撃に繋げないと勝てないなと思いました」

 

岡本

――本日の試合を振り返っていかがですか。

 「1、2セット目はサーブで崩してコンビネーションで点を取るのができたのですが、サーブとレシーブが乱れてから相手のペースに飲まれてしまいました。それでも切り替えて4セット目の序盤から明治らしいバレーができたので良かったと思います」

 

黒澤

――2週間で練習したことを教えてください。

 「サーブへの意識が大きく、サーブで攻めてその後ブロックで崩したり、ワンタッチを取っていい形にして攻撃に繋げたりすることを意識して練習しました」