
明海大に無念の敗退 ベスト16に終わる/東日本大学選手権
東日本大学選手権が日本武道館で行われた。東日本にある大学が一堂に会し、組手の団体戦で競う今大会。明大は明海大に敗れベスト16に終わったものの、ルーキーの活躍など新体制での健闘を見せた。
◆5・5 第59回東日本大学選手権(日本武道館)
▼男子団体組手
明大――ベスト16
初戦の相手は東京都市大。先鋒で出場した期待のルーキー里見虎太郎(政経1=御殿場西)が早速活躍を見せる。開始9秒で先制点を取り、その後も相手にスキを与えず1点も奪われることなく、試合時間30秒を残して勝利。その後もチームの応援にも熱が入り、見事4―1で東京都市大を下した。
準々決勝は明海大との対戦。明海大は昨年度の関東大学選手権で敗れた相手。先鋒・室井佑介(政経3=御殿場西)は相手に先制点を許し、そのまま3点を取られてしまう。試合中盤に上段突きを決め1点を獲得するも、そのまま相手に押されこの試合を終えた。次鋒に出場した里見は、試合時間半分を過ぎても互いに得点の入らない展開が続く。しかし試合後半、相手に立て続けに5点を取られ黒星続きに。後がない中堅・春原駿貴主将(法4=世田谷学園)は試合開始から慎重な姿勢を取り続ける。ここでは「相手の戦略にはまってしまった」(春原)。残り時間1分を切ったとき試合が動いた。互いに様子を見ていた中、相手が膠着(こうちゃく)状態を打開し先制点を決める。そこから攻めの姿勢に転じたものの、試合は動かず明海大に0―3で敗戦を喫した。
「良かった点はない。情けない」(春原)と厳しく評するも、今年度の明大空手部はまだ始まったばかり。この悔しさを胸に、さらなる高みを目指し日々稽古に励んでいく。
[増田杏]
試合後のコメント
春原主将
――今日の試合の振り返りをお願いします。
「明海大は昨年対戦した相手なので、相手の組手は知っていたのですが、逆に相手にも自分たちの組手を知られていたと思うので、そこをうまく合わせてこられてしまいました」
――新体制で変わったことはありますか。
「昨年は勝つという気持ちは強かったのですが負け続けてしまい、相手に対して自分の組手をしすぎてしまっていました。今年は気合も入っているし、相手に合わせた組手スタイルを練習していきたいです」
――今日までに練習してきたことはありますか。
「普段と変わらない練習で、ずっと去年から同じ練習をしてきました。もっと練習内容を変えていかないと勝てないなと思いました」
――次戦に向けて改善していきたいところはありますか。
「組み合わせが決まればしっかりと相手の研究をして、相手に合った組手スタイルに変えていきたいと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES