
大東大に敗北 トーナメント突破かなわず/関東大学選手権
前日の駒大戦を突破し、迎えた大東大戦。対策してきたディフェンスを遺憾なく発揮し、強豪大東大の攻撃を阻む。後半、攻守ともに積極的なプレーを見せるものの、得点が伸び切らず49-65で敗戦。格上相手に善戦し、明大のディフェンスの力強さを見せつけた試合となった。
◆4・15〜5・7 第72回関東大学選手権(大田区総合体育館他)
▼5・4 対大東大戦(大田区総合体育館)
明大49{12―12、10―19、12―15、14―19}65大東大〇
スターターは、PG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、SF田邉太一(情コミ4=福岡大大濠)、PF結城智史(営4=土浦日大)。
トーナメント初戦を突破し、迎えた第2戦の相手は大東大。第1Qは序盤、互いになかなか点数が決まらず、もどかしい戦いが繰り広げられた。相手の力強い攻撃に圧倒されつつも、食らいつき12―12の同点で第1Qが終了。続く第2Qでは、序盤に相手の連続得点を許してしまい、すかさずタイムアウトを取る。タイムアウト明けには立て直し、相手を止めるべく対策してきたディフェンスを発揮。「練習の時から徹底して対策していた」(伊藤)と相手の攻撃の起点となる留学生を抑え込んだ。点差をわずか9点に抑え22―31で前半を折り返す。
第3Q、前半の勢いそのままに積極的な守備と攻撃を見せる明大。格上相手にもひるまず、強固なディフェンスで追い詰める場面も見られた。見事に連続得点を決めたが点差は縮まらず35―46で第3Qを終える。迎えた最終Q、ディフェンスの激しさに拍車がかかり、開始5分でチームファウルが5回となる。攻撃でも、流れをつかみかけた場面もあったが逆転はかなわず49―65で試合は終了した。
「オフェンス面で得点が伸びなかった」(伊藤)が、「ディフェンス力というのはやはりどのチームでも通用する」(越田)ということを確認できた今回の試合。結果は悔しいものとなったが、収穫は得られた。今大会で得たことを糧に、今後のさらなる飛躍を期待したい。
[中川美怜]
試合後のコメント
越田
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「やはり大東大は留学生もいて、小回りも効く、動ける大きい選手がたくさんいました。明大もサイズでは負けていないということで、留学生に寄るなどいろいろ戦略は練ったのですが、やはり相手の方が一枚上手で負けてしまったのは少し悔しいです」
――今回の試合で見つけた課題などはありますか。
「ドライブは結構通用したので、最後の3Pをもう少し(決めたいです)。ピックを使ってブロックされたときに、パスを出すタイミングや自分で処理する力というのがまだ足りないのでそこを練習したいと思います」
伊藤
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「やはり大東大は身長が高くて留学生がいる中で、やはり自分たちのディフェンスというのは機能していたと思います。オフェンス面で得点が伸びなかったのは、遠くからのシュート練習など、もう少し精度高くやっていけたら良かったと思います」
――相手の留学生選手についてどう感じましたか。
「去年もやっていた選手なのでそこまで強いなと思ったことはなかったですが、5人全員で守るということに関しては今日は結構出来たと(思います)」
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