
トーナメント初戦 接戦を制し白星スタート/関東大学選手権
初戦の相手は、昨年度の関東1部リーグ入替戦で接戦を繰り広げた駒大。今試合も前半から点を取られては取り返す互角の勝負。息が詰まるような場面を何度も乗り越えた末に明大が勝利し、次戦への切符を手にした。
◆4・15~5・7 第72回関東大学選手権(大田区総合体育館他)
▼5・3 対駒大(大田区総合体育館)
◯明大71{16―17、26―19、12―20、14―15}68駒大
スターターはPG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、SF田邉太一(主将・情コミ4=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)、PF結城智史(経営4=土浦日大)。
第1Qから両チーム1歩も譲らず接戦を繰り広げた。交代やタイムアウトで流れが変わる展開の中、第1Qを17―16で終える。第2Q開始直後3Pシュートを含んだ連続得点を許し、すかさずタイムアウト。落ち着きを取り戻した明大はここから巻き返しを図るが、相手の精度の高いシュートに苦しめられ前半を36―42で折り返す。「後半にいい形で自分たちのバスケができたことが勝利につながった」(SF武藤俊太朗・政経1=開志国際)と語るように、第3Qからはパスをつないで攻め込むことで得点を重ねる。平松から伊藤へとつないだシュートで同点に追い付き、武藤の3Pシュートで逆転。2点リードで迎えた第4Qでは粘り強いディフェンスで点差を守り切り、大事な初戦を白星で飾った。
シーソーゲームを制した明大の次戦は大東大との大一番。「(大東大は)留学生がいる上にフィジカルの面などでも格上なので我慢することが大事になってくる」(田邉)と強豪相手に気を引き締めた。目標であるベスト8に向け負けられない一戦。昨年度関東1部リーグ4位のチームに対してどのように自分達のバスケを見せていくのか。紫紺の戦士から目が離せない。
[春田麻衣]
試合後のコメント
田邉
――主将として心掛けていることはありますか。
「練習中からなるべく全員とコミュニケーションを取るようにしていて、プレイ一つ決めるにしても個人の判断で決めるのではなく、チームの意見を聞いて何を選択するかということを心掛けています」
――ルーキーに対してどのような印象を抱いていますか。
「みんなとても能力が高くて試合で活躍できる人ばかりなので、いい選手がそろっていると思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
「チームとして掲げているベスト8に向けて大事な1戦になってくるので、チーム全員で戦って勝利したいです」
武藤
――交代の際にはどのような意識で試合に臨みましたか。
「自分が入ることで流れをいい方向に変えようという意識でした」
――個人的に良かったプレーはありますか。
「3Pシュートやドライブで決めきることができたのは自分でも良かったと思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
「格上の相手と戦うことになると思いますが、消極的にならずに自分たちのバスケットをして勝ちたいです」
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