大接戦を制す! ルーキーが準々決勝へ駒を進める/関東学生新人選手権

2023.05.01

 2日間にかけて行われた関東学生新人選手権。最終日はシングルスの試合が行われ、高橋航太郎(政経1=実践学園)が接戦を制し見事ベスト8に進出。時間の都合上、準々決勝は5月10日に持ち越されたものの、さらなる高ランクに期待が高まる結果となった。


◆4・28~29 関東学生新人選手権(スカイアリーナ座間)

▼男子シングルス

 高橋――ベスト8

 

 ルーキーがシングルスでも躍動した。手ごわい相手もいる中、ベスト16決定戦にまで駒を進めた高橋。デュースにもつれ込む苦しい展開でも、気迫のプレーで1セット目をもぎ取る。その後1セット取り返されるも流れは渡さず。3―1で勝利をつかんだ。


 6試合目となり、疲労もたまる中で始まったベスト8決定戦。先ほどの試合と同様、1セット目からデュースとなる展開に。しかし、力強いフォアハンドで一気に2点を奪取し1セット目を先取する。勢いそのままにゲームカウント2―0に持ち込み、あと1セットで勝利というところで「勝ちを意識して気が抜けてしまった」。主導権を渡し、なかなか得点できない。同点に追いすがる場面はあるも逆転することがかなわず。そのまま2ゲーム奪われ、試合は振り出しに戻る。だが「両ハンドへの切り返しがうまい相手だから一つのコースに絞って詰めた方がいい」という監督の助言通り、打ち分けるのではなくコースを絞って打つことで徐々に流れを手繰り寄せる。「ここはもう思い切るしかない」と果敢に攻めの姿勢を崩さず、最終セットは逆転で勝利を収めた。


 準々決勝からは5月10日に持ち越された今大会。今回の試合で得た課題を修正し、万全の状態で挑みたい。「目標は優勝を目指している」という力強い言葉を胸に頂点へと駆け上がってみせる。

 

[新谷歩美]

 

試合後のコメント

――試合を振り返っていかがですか。

 「みんなレベルが高いので一球一球気が抜けない試合が多かったです。本当は全部終わる予定だったので、これが続くとなるとメンタル的にも体力的にも厳しいものがあるなと感じました。これからの練習で体力的なものや精神的なものを鍛えていきたいです」

 

―-勝った時の気持ちはいかがでしたか。

 「ベスト16決定もかなり厳しい戦いだったので試合に勝った瞬間はもう倒れたいなって(笑)。うれしいと疲労が同じくらいになったので。まだ優勝したわけではないので5月10日に向けて頑張っていきたいと思います」

 

――次に向けて意気込みをお願いします。

 「目標である優勝を目指して一戦一戦、一球一球、気持ちを込めて頑張っていきたいと思います」