
学生個人開幕 木村稜が3位入賞果たす/日本学生個人選手権
4月21日から3日間にわたって行われた日本学生個人選手権。明大からは6名の選手が出場した。上級生の活躍はもちろん、乙守勇志(政経1=大阪)や原田真聡(文1=東農大二)といった下級生の活躍も見られ、充実した内容の大会となった。
◆4・21~23 2023日本学生個人選手権(レモンガススタジアム平塚)
◆1日目
▼男子400メートル予選
5組 原田 47秒77 2着
▼男子400メートル準決勝
1組 原田 49秒10 7着
▼男子1500メートル予選
2組 乙守 3分50秒78 6着
▼男子1500メートル決勝
乙守 11位 3分52秒34
▼男子1万メートルW決勝
清水 8位 42分19秒71
近藤 失格
◆2日目
▼男子100メートル予選
6組 川津 10秒76 5着
◆3日目
▼男子200メートル予選
3組 木村稜 20秒91 1着
▼男子200メートル準決勝
3組 木村稜 20秒92 1着
▼男子200メートル決勝
木村稜 3位 20秒85
1日目は3種目に出場。1500メートルでは乙守が果敢なレースを展開し、1年生ながら決勝に進出した。「関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)に向けて、自分よりレベルの高い人たちとのレースを経験できた」。さらに400メートルでも1年生の原田が活躍を見せる。「前半突っ込み気味で、後半食らいつくレースができた」と、こちらも新入生ながら予選を通過。惜しくも準決勝で敗退してしまったものの、高いレベルでのレースを経験することができた。
1万メートルWにて昨年度5位入賞の実績がある清水海地(理工4=長野日大)。今回は近藤岬(理工2=十日町)とともにペースを刻むことに徹した。近藤岬は9000メートル付近で無念の失格となってしまったが、清水は完走し8位入賞。関東インカレに向けて、状態の良さを確認することができた。
2日目の100メートルには川津靖生(法1=明星学園)が出場。「コンディション的には悪くはなかったが、周りの人が格上で力んでしまった」。完璧なパフォーマンスとはならなかったが、それでも「今回のレースで少し理想のフォームに近づけることができた」。ルーキーながら既に短距離部門の活躍を支えている新星は、関東インカレを見据えている。「目標は200メートルで入賞することで、4継は優勝したいと思っているので頑張りたい」。次のレースでも活躍が期待される。
最終日となる3日目には200メートルに、今年度競走部の主将を務める木村稜(政経4=乙訓)が出場。昨年度自己ベスト更新で2位となった実績もあり、優勝候補として臨むことになった本レース。「特段体の調子が良いことはなかったが、体が動いてくれた」と下馬評通りの強さを見せ、予選、準決勝を両方20秒台でそろえるという盤石の強さを見せ、優勝に王手をかけたかに思われた。だが迎えた決勝。「体に疲労が出てしまい、なかなか自分の思うようなレースができなかった」と、準決勝までの好調を維持できず。20秒85の好タイムを出したが、惜しくも3位で大会を終えた。
トラックシーズンが始まり、短長歩全ブロックが積極的にレースに参加している今シーズン。おのおのが目標を持って取り組んでいるが、競走部としての目標は常に一つだ。「自分の中で関東インカレを競技人生のピークに持っていきたい」(清水)。「チームとしては昨年度よりもいい点を取って当たり前のように1部残留しないといけない」(木村稜)。関東インカレに向け、日に日にチーム全体の士気は高まっている。見事1部残留を果たした昨年度を超えることはできるのか。競走部の今後の活躍に期待は高まるばかりだ。
[菊地隼人、桑原涼也]
※レース後のコメントは後日「紫魂不撓」にて掲載いたします。
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