
相手の猛攻に苦戦 僅差で競り負け連勝ならず/関東学生春季1部リーグ戦
連勝を懸けて臨んだ一戦の相手は早大。試合は開始直後から熾烈(しれつ)な点の奪い合いとなり、前半を同点で折り返す。迎えた後半、接戦をモノにしたい明大だったが相手の素早いオフェンスに苦戦。試合を通して相手の猛攻を封じる効果的なディフェンスができず、僅差での敗戦となった。
◆4・15〜5・28 関東学生春季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)
▼4・16 対早大戦(国士大多摩体育館)
明大34{20-20、14-17}37早大○
明大は今季初勝利を挙げた前回の東海大戦同様、この試合でも勢いのある入りを見せた。「今日はオフェンスに関しては良かった」(加藤良典監督)。速攻とセットプレーで効果的に点を重ね序盤はリードする展開となる。しかし、早大も得意の素早いオフェンスで食らいつき、流れを渡さなかった。前半終了間際には勢いに乗った相手に連続得点を許し、同点に追い付かれハーフタイムへ。
続く後半も相手の猛攻は止まらず。ディフェンスで粘り切れない場面も増え、得意の堅守速攻は影を潜めてしまう。「ディフェンスを修正しきれずリズムをつかめなかった」(谷口尊主将・商4=北陸)。得点してもその直後にすぐさま取り返されてしまう苦しい試合内容に。劣勢の中逆転を許すと、その流れのまま3点差で敗戦。惜しくも連勝とはならなかった。
今試合を通しての課題は明確だった。「強みのディフェンスをもう一度立て直したい」(加藤監督)。また、昨年度は試合経験のなかった前川貴弥(文4=粉河)が6得点を挙げるなど、次戦以降につながる光明も見えた。チーム全体で武器を磨き、連勝街道を目指す。
[細田裕介]
試合後のコメント
加藤監督
――後半に競り負けてしまった要因は何ですか。
「結局守るところで守り切れなかったところが終盤にしわ寄せとして出てしまったのかなと思います」
――次戦までに改善したい点を教えてください。
「まずディフェンスをもう1回組み立て直して、高さを生かしてハードコンタクトできるようなディフェンスにしっかり修正して次の試合に臨みたいなと思います」
谷口
――今日の試合の振り返りをお願いします。
「ディフェンスが1試合通して機能しなくて、失点が多くなってしまったのがよくなかったと思います」
前川
――リバウンドをかなり取っていたと思いますが、意識していましたか。
「自分は昨年度試合経験もなくて、そういう細かい部分もチームの雰囲気向上につながるのかなと、思って意識して体張ってボールを取ってやろうという気持ちは常にあるので、それが結果につながったかなと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES