
ディフェンス強化で春季リーグ戦初白星/関東春季学生1部リーグ戦
春季リーグ戦(以下、リーグ戦)2戦目で初白星を飾った。序盤から明大のペースで試合を進め、余裕を持って折り返す。後半は相手の勢いに押されかける場面もあったが、体勢を立て直し快勝した。
◆4・15~5・28 関東学生春季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)
▼4・16 対東海大戦(中大多摩体育館)
〇明大29{15―11、14―12}23東海大
守りからリズムを作り、勝利を手繰り寄せた。「試合の入りから自分たちのハンドボールができた」(谷口尊主将・商4=北陸)。前の試合で課題に挙がっていたディフェンスを強化するため、試合前のミーティングで相手のキープレーヤーを確認。チーム全体で守りの意識を高めたその結果は試合序盤から現れた。相手の攻撃を確実に防ぎ、速攻で得点を奪う。素早い動きで試合の主導権を握り、着実に点差を広げていった。途中、点差を詰められる場面もあったが前半を4点リードで折り返した。
迎えた後半は徐々に相手のペースにのまれる時間が増えていった。後半15分、続けざまに連続得点を奪われたタイミングで明大が初めてのタイムアウトを取る。「オフェンスが上手くいっていないからこそ、ディフェンスでしっかり粘って得点につなげよう」(谷口主将)。試合前に確認したディフェンスに対する意識を再度全員が共有した。すると、明大はタイムアウト直後から得点を重ね、一気に5連続得点を奪う。たまらず相手がタイムアウトを取るも、明大に傾いた流れは変わることなく6点の差をつけて快勝した。
次戦の相手となる早大は速攻がとても速いチームだ。春リーグで7勝2敗という目標を掲げる明大にとって「早稲田戦は絶対に落とせない」(根本光太郎・理工4=市川)。難敵を相手にしても今試合を通して徹底したディフェンスに対する高い意識は欠かせない武器となる。課題と収穫を積み重ね、明大はさらに力をつけていく。
[松原輝]
試合後のコメント
加藤良典監督
――次戦に向けての改善点を教えてください。
「後半のシュートの精度が甘かったので、オフェンスについてしっかりと時間をかけて組み立てたいと思っています」
谷口主将
――守りから流れを作ることができたことについてはいかがですか。
「今年はディフェンスをしっかりやろうと意識しています。その点が結果に出たので自信につながると思います」
小畠来生(営4=氷見)
――オフェンスで意識した点はありますか。
「東海大はあまり前に出てこないので、相手のディフェンスに当てられる前にシュートを打つことを意識していました」
根本
――次戦に向けての課題はありますか。
「僕を含め、途中で代わった選手がミスをしてしまい、流れが変わらない場面が多く見られました。なので、代わったからにはチームの色も変えられるようなプレーをしたいと思っています」
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