
春季リーグ開幕戦 国士大に逆転負け/関東学生春季1部リーグ戦
春季リーグ戦(以下、リーグ戦)が開幕した。新体制での初陣は昨年度の秋季リーグ戦で敗れた国士大。序盤こそ相手を圧倒する展開だったが、相手に逆転を許すと次第に点差を離されていく。その後も反撃に転じることはできず。リーグ初戦は無念の敗北となった。
◆4・15~5・28 関東学生春季1部リーグ戦(中大多摩体育館他)
▼4・15 対国士大戦(中大多摩体育館)
明大19{11―13、8―12}25国士大○
立ち上がりは明大が主導権を握る展開だった。前半1分で先制すると、3連続で得点に成功。その後も谷口尊主将(商4=北陸)の技ありのシュートやカウンターで点差を引き離していく。昨年度の課題であった立ち上がりが改善された要因として「ディフェンスで流れを作ることができた」(武良悠希・政経4=北陸)。相手の攻撃を徹底した守りで阻止。前半10分、8―3と明大が5点リードしたところで国士大はタイムアウトを取る。明大に完全に流れが傾いたと思われた。
しかしここから相手の猛追が始まった。試合再開後連続で得点を奪われ2点差まで縮められてしまう。明大も流れを引き寄せようとするも「判断ミスが多くなってしまった」(小畠来生・営4=氷見)。甘いコースのパスを相手にカットされてカウンターを決められるなど一方的な試合展開が続く。焦りからかシュートを放つもゴールを捉えることができない場面も多く見られた。その間も相手は反撃の手をやめることはなく逆転を許すと、11―13で前半を終えた。
ハーフタイムで加藤良典監督は「パス回しのテンポを速くして崩していこう」とチームの士気を再度高めていく。しかし後半に入ってもシュートが決まらない。相手選手が退場し明大が優勢となっても点差を縮めることはできず、19―25で試合終了。リーグ初戦を白星で飾ることはできなかった。
7勝を掲げて臨むリーグ戦。初戦こそ落としてしまったが「ベンチ内外から声をだしていこうと声掛けがあった」(小畠)とチームの雰囲気は確実に上を向いている。次の相手は東海大。気持ちを切り替え、勝ちを積み重ねていく。明大の春は始まったばかりだ。
[高橋佳菜]
試合後のコメント
加藤監督
――リーグ戦に向けてどのような準備をしてきましたか。
「4年生中心にディフェンスは自分たちでしっかりやり、オフェンスでは個に依存しないでチーム全体で点を取ろうということでやってきました」
谷口
――試合中の雰囲気はいかがでしたか。
「立ち上がりはすごくよかったですが、終盤にいくにつれて下がってしまった部分がありました」
小畠
――収穫はありましたか。
「1対1ばかりで攻めるのではなく、速いパス回しで相手のことをずらすことが大切だと分かりました」
武良
――次戦に向けて意気込みをお願いします。
「できなかったことを自分でできるようにして、チームをプレーで引っ張っていきたいと思います」
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