
創部100周年目の春開幕 慶大に快勝/関東学生春季1部リーグ戦
暖かな春風が吹き込む中で春季リーグ戦の開幕を迎えた。初戦は慶大との対戦。明大はエース・FW大岡凌磨(政経4=今市)が3得点を記録するなどオフェンス陣が奮起。ディフェンス陣もFB高松雄飛主将(法4=丹生)らを中心に堅い守りを見せ、開幕戦を7―0の快勝で飾った。
◆4・2~6・18 関東学生春季1部リーグ戦 | |||||
▼4・2 予選Bプール(大井ホッケー競技場 サブピッチ) | |||||
明大7 | 2―0 | 0慶大 | |||
1―0 | |||||
2―0 | |||||
2―0 | |||||
得点 | |||||
1Q | 2分 | 大岡凌磨 | FG | ||
1Q | 9分 | 三松勢矢 | PC | ||
2Q | 11分 | 大岡凌磨 | FG | ||
3Q | 2分 | 高松雄飛 | PC | ||
3Q | 12分 | 大岡凌磨 | FG | ||
4Q | 10分 | 齋藤偉颯 | PC | ||
4Q | 11分 | 吉田登以 | FG |
「圧倒的な力を見せつける」(高松)。その言葉通り終始明大が圧倒する試合となった。試合が動いたのは第1Q開始2分、左サイドをドリブルで切り込んだ味方からのマイナスのパスを大岡が中で合わせ幸先よく先制点を奪う。9分には、PC(ペナルティコーナー)のチャンスを獲得からFW三松勢矢(営4=今市)が冷静に流し込み追加点を獲得。第2Q11分には相手サークル内での混戦からこぼれた球を大岡が強烈なシュートで沈め前半を3-0で終えた。後半に入っても明大の勢いは止まらない。第3Q開始2分、ⅯF長谷川拓真(法2=石動)のドリブルが相手のファールを誘いPCを獲得すると、高松が決め切り4―0。12分には、FW齋藤偉颯(法2=今市)からのパスを相手ディフェンスの裏へ抜け出した大岡が受け取ると、得意のリバースプレーで流し込みこの試合3点目を記録。第4Q10分にはPCから齋藤、11分には今年度加入したばかりの1年生・ⅯF吉田登以(商1=丹生)が左サイドからのクロスを中で合わせ得点を記録するなど最後まで攻撃の手を緩めなかった。ディフェンス陣も高松らを中心に堅い守りを見せ無失点に抑える活躍を見せた。
昨年度からの主力が多く残る中で、先発出場のGK宮西瑛大(文1=石動)、1得点を記録した吉田など今年度入部の1年生の活躍も目立った今試合。「今年のチームの強みは各ポジションに穴がないこと。昨年度から活躍していた選手が多く残る中で、1年生の活躍はチームにいい刺激を与えてくれる」(高松)と、寄せる期待は大きい。次戦は駿河台大との対戦。「次も大量得点で勝つ」(大岡)と、気合は十分だ。
今年度が創部100周年の記念すべき年となる明大ホッケー部。5季ぶりのリーグ優勝、悲願のインカレ制覇へ向け幸先の良いスタートとなった。「100年の歴史を誇りに戦う」(大岡)。紫紺の誇りを胸に日本一を目指す勇者たちの勝負の年が幕を開けた。
[菅波陸哉]
試合後のコメント
小池監督
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「予定通り大差で勝つことができました。1年生をはじめ、ベンチ入りした多くの選手を使えたことは良かったです」
――創部100周年となる今年度の目標を教えてください。
「最終的には全国大会、特にインカレ優勝が目標。ですがまずはリーグ戦の優勝を目指してやっていきます」
高松
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「結果的に7対0と大差にはなりましたが、まだまだもっとやれたというか、一人一人が課題を見つけられた試合になったと思います」
――今試合が主将として臨む最初の公式戦となりました。
「自分はディフェンスということもあるので、後ろから全員を支えていける、サポートしていけるような主将になっていきたいと思います」
――1年生の活躍を振り返っていかがですか。
「生き生きと動けていたと思います。ただ、やはり初戦の緊張感もあり自分の思うようなプレーができなかった部分もあると思うので、そこは主将の自分がしっかりケアして成長させられればと思います」
大岡
――得点シーンの振り返りをお願いします。
「僕自身フリーな場面でボールを受けることが多かった中で、冷静にゴールを決められたことは次につながると思います」
――チームのストロングポイントを教えてください。
「僕らが目指しているのはショートパス。そこはまだ確立は出来ていないので、これから仕上げていきます」
三松
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「試合の入りはすごくよかったです。逆に中盤以降は少したるんでしまう部分があったのでそこはしっかり引き締めていかなければいけないと思います」
――チームのストロングポイントを教えてください。
「個人の技術は全国でもトップレベル。あとはチームの連携、共有といった部分を意識していきたいです」
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