大会事前インタビュー③ 栁川大樹/日本選手権

2023.03.29

 世界の扉をこじ開けろ。4月4日、日本代表の選考を兼ねる日本選手権が開幕する。福岡で22年ぶりに開催される、今年7月の世界選手権(以下、世界水泳)代表入りも懸かる今大会。世界最高峰の大舞台に挑むべく、明大勢も日本屈指のスイマーとしのぎを削る。

 今回は、そんな代表レースに挑む明大勢の大会直前インタビュー第3弾。栁川大樹(政経2=日大藤沢)の大会に懸ける思いをお届けする。日本選手権開幕まで――あと6日。

(この取材は3月17日に行われたものです)

 

――最近の調子はいかがですか。

 「強化期間で疲れが残っているので、まだ完璧に仕上がっている状態ではありません」

 

――調子を上げるためには何をなさいますか。

 「まず体の疲労を抜きます。すると自然と体が軽くなってくるので、同時に感覚を研ぎ澄ますというか、細かいところを磨いて(調子を)上げていきます」

 

――大会に向け力を入れたところはどこですか。

 「12月くらいに移籍して環境が変わったのですが、それくらいから徐々に自分の泳ぎを変えているというか、ダイナミックに大きく泳ぐことを意識してきました。そこの部分が前より成長できてればいいなと思います」

 

――今の環境はいかがですか。

 「(これまでは)コーチと二人きりだったのですが、同じくらいのレベルの人が何人かいる環境に来て、やっぱり自分もやらなきゃという環境に入れました。より練習に集中でき、追い込めるようなところじゃないかなと思っています」

 

――緊張はございますか。

 「まだ、そんな気持ちはありません。しかし結構練習してきたので当日は今まで以上に緊張するのではないかなと思います。少し緊張した方がベストパフォーマンスが出やすいので、緊張に強く、頑張りたいと思います」

 

――現在の心境はいかがですか。

 「今やるべきことをやっているので、焦っているということはありません。(大会へ)徐々に気持ちが向いていけばいいなと思います」

 

――アピールしたいことなどはございますか。

 「自分の強みは後半なのですが、前半も後半もしっかり泳げるようなレースにしたいなと思います」

 

――目標を教えてください。

 「最初が100メートル(背泳ぎ)なのでそこでまず53秒台を絶対に出して2位に入り、世界水泳の代表に入るということが1つの目標です。その次が200メートル(背泳ぎ)なのですが、そこでは優勝してそこもちゃんと世界水泳の代表に入ります」

 

――ありがとうございました。

 

[上原朋子]