連戦を快勝で好発進 新チームで迎えた伝統の六大学戦/東京六大学リーグ戦

 昨年12月の全日本大学選手権から間が空き、期待の新入生を加えて挑んだ今大会。空白期間で磨き上げた力を発揮し、学年問わずさまざまな選手が活躍を見せた。2試合とも点差をつけて快勝し、明大の揺るぎない強さを示した。

 

3・1821 第17回東京六大学リーグ戦(明大和泉キャンパス)

3・19 対立大戦(明大和泉キャンパス)

明大87191012142912271248立大

対慶大戦

明大82171418142315241457慶大

 

 スターターは、PG平松克樹(情コミ2=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経2=明成)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)、PF小河原幹太(営2=八千代松蔭)。

 

 新チームが始動した。昨年度エースとしてチームをけん引した田邉を主将に据え、最初に挑むのは伝統の六大学リーグ戦。立大戦では、序盤から高さを生かしたオフェンスで徹底的に攻め込む。ものの数分で点差を突き放すと、次から次へと控えていた選手を投入。大学バスケに足を踏み入れたばかりの新入生たちも、今までそれぞれ培ってきたスキルを存分に発揮した。後半も攻撃の勢いは止まらず、スティールから速攻の流れで着実に点を重ねていく。最終スコアは87―48で快勝。選手層の厚さで、見事に試合を勝ち取った。

 

 続く慶大戦も、連戦の疲れを感じさせず好プレーがさく裂。メンバーの入れ替えが激しい中でも、互いにコミュニケーションを取り合い連携する姿が見られた。常に追撃を許さず点を重ね続け、最終スコア82―57とここでも点差をつけて勝利。2戦とも確かな得点力で圧倒し、関東1部リーグ所属のプライドを見せつけた。

 

 今試合ではさまざまな選手の活躍が光った。主将の田邉も「人数が多く、試合で使える選手がたくさんいる」とそれぞれの今後に期待を寄せる。即戦力となる新入生を迎え、スタートを切った今季の明大の躍進に目が離せない。

 

[尾﨑陽菜]

 

試合後のコメント

田邉

――今日を振り返っていかがですか。

 「やはりまだ試合慣れしていない部分があったり、他のチームに比べて今年は動き出しが遅く試合の感覚がまだ戻ってなかったりしたので、てこずった部分はあったのですが、今(練習で)やっている部分はしっかりやれて、反省も出たのでそこは良かったと思います」

 

――主将としての目標を教えてください。

 「キャプテンとしてプレーだけではなくてチームをまとめることも大事になってくると思うので、そこは周りの手も借りながら、自分もチームと一緒に成長したいと思っています」

 

SF武藤俊太朗(令5政経入学=開志国際)

――今大会で収穫はありましたか。

 「合わせのプレーやキャッチアンドシュートなどの自分のプレーはできたのでそこが収穫だと思います」

 

――これからの目標は何ですか。

 「自分としては2桁得点を平均して取って試合で活躍して、1年生なのですがチームを勝たせられるようになりたいです」