
紫紺ラストレース 濱西が入賞で有終の美飾る/全日本競歩能美大会
明大からは4人が出場。濱西諒(文4=履正社)、清水海地(理工3=長野日大)が自己ベストを更新し、濱西が全日本8位入賞を果たすなど多くの収穫を得た。今年度最後となるレースを終え、新チームは5月の関東学生対校選手権(以下、関東インカレ)に向け新たなスタートを切る。
◆3・19 第47回全日本競歩能美大会兼第17回日本学生選手権(日本陸上競技連盟公認能美市営20キロコース)
▼全日本男子20キロ競歩
8位 濱西 1時間21分55秒
15位 清水 1時間25分09秒
30位 近藤岬 1時間30分49秒
52位 小林亮 1時間41分28秒
▼学生選手権男子20キロ競歩
5位 濱西 1時間21分55秒
9位 清水 1時間25分09秒
22位 近藤岬 1時間30分49秒
42位 小林亮 1時間41分28秒
天候に恵まれたコンディションの下、明大勢が躍進した。学生最後のレースとして今大会に臨んだ濱西。1カ月前に行われた日本選手権・20キロ競歩(以下、日本選手権)ではケガの影響もあり、ベストタイムに遠く及ばぬ結果に終わった。今大会は「ケガが再発しないように気を付けながらゆっくりと元に戻していく過程」として設定ペースを普段より抑えて臨んだ。「1キロあたり4分10秒くらいで歩き切る」ことを想定してレース序盤は先頭集団とは離れた位置で落ち着いたレース運びを見せる。しかし、「思いのほか体が動いた」と次第にペースを上げていき、学生では5位、全日本でも8位入賞となる好タイムでラストレースを締めくくった。「学生最後のレースで気分よく終わりたいという思いがあった」との言葉通り明大の競歩部門を率いてきたエースが有終の美を飾ってみせた。
清水は自己ベストを更新するも学生9位に終わった。日本選手権を終えてから「スピード面の強化に取り組んできた」が、入賞まであと一歩届かぬ結果に。それでも「大崩れすることなくラストでペースを戻してゴールできた」と20キロの距離をまとめ上げ、トラックシーズンに向けて手応えをつかんだ。
すでに競歩部門は来年度の関東インカレへ照準を合わせている。「多くの得点を取ることでチームに貢献したい」(清水)。絶対的エースの濱西が抜けた後も明大競歩の強さを守るために。新体制になってもチームは前へ歩み続ける。
[松原輝]
※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。
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