
今年度最後も明大勢が躍動 3人が表彰台に立つ/明治神宮外苑大学クリテリウム
大都会で今年度も熱戦が繰り広げられた。女子の渡部春雅(政経2=駒大高)と男子グループ1の小泉響貴(政経1=浦和北)が2位、グループ2Bの片岡遼真(法2=福井県立科学技術)が3位と表彰台に名を連ねる。他にも入賞者を出し、今大会も明大勢の活躍が目立った。
◆2・26 第17回 明治神宮外苑大学クリテリウム(明治神宮外苑外周コース)
▼グループ2A
小久保――7位
吉房――8位
▼グループ2B
片岡――3位
小池――7位
永野――19位
▼グループ1(大学対抗)
小泉――2位
村上――17位
林原――24位
▼女子
渡部――2位
1周1.5キロのコースを周回する今大会。グループ2Aでは、序盤から逃げを計る選手が見られるも、明大勢は「スプリントで勝負したい」(小久保瑠惟・営1=北桑田)と後方でレースをうかがう展開に。しかし、レース中盤にトップと集団の差が広がり始める。残り2周でスプリントを計るも、広がったその差を縮めることはできず。「どうすることもできないほどに差がついた」(小久保)と表彰台を逃がす結果に悔しさをにじませた。
グループ2Bでは、先のレースとは打って変わり、集団が崩れないまま終盤へ。最終ラップに各選手がスパートをかけ、明大勢も応戦。最後の直線で6人がデッドヒートを繰り広げ、片岡が3位でゴール。「うまくレースを展開して、表彰台に乗れたので自分の中では満足している」(片岡)と、今大会に手応えを見せた。
渡部は今大会も安定した走りを披露。圧倒的な脚力でレースの大部分をトップで走り続けた。4人が並んだ最後の直線で1位を受け渡すも、2位でゴールし表彰台へ。ただ「最後のスプリントで勝ち切れなかったので納得はしていない」(渡部)と、今年度の最終レースを苦い形で締めくくった。
グループ1は大学対抗の形をとり、20周で表彰台を争う今大会の目玉。明大からは3名が出場した。「何としてでも優勝するという気持ちで練習していた」と語るのは小泉。その小泉をレース中盤までは村上裕二郎(営2=松山工)と林原聖真(法1=倉吉東)が集団をコントロールして支えた。残り1周でスパートを計った小泉だったが、最後の直線で相手に競り負け惜しくも2位。「優勝しか考えていなくて、3人で力をそろえれば絶対に勝てると思って練習してきたので、とても悔しい」(小泉)と自身の指標の高さをうかがわせた。
今年度は全日本大学対抗選手権で男子ロードが創部史上初の総合優勝を果たすなど、実りのある1年となった明大。最後に小泉は「今年もみんなで切磋琢磨(せっさたくま)し合って、2連覇をロードで取れるように頑張っていきたい」と、より真価が問われる来年度に向けて意気込みを語った。今大会の課題をうまく克服し、さらに強くなった明大の走りを期待したい。
[長﨑昇太]
試合後のコメント
片岡
――来年度に向けて意気込みをお聞かせください。
「やはりトラックが得意なので、そこで優勝できるようにしたいです。団体種目も個人種目も表彰台に乗れることを目標に頑張ります」
渡部
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「去年4位だったので、それ以上の順位が目標でガンガン攻めていこうと思っていました。途中で攻めて逃げられるかなという場面はあったのですが、最後のスプリントで勝ち切れなかったので納得はいっていないです」
小泉
――どのようなレースプランを考えていましたか。
「村上さんと林原の2人が、自分のために逃げを潰し、集団をコントロールして、最後は自分がスプリントをして優勝するというプランでした。残り1周までは、村上さんと林原が、完璧なアシストをこなしてくれました。最後は自分が取るだけだったのですが、最後は集団に埋もれてしまいました。何としても勝ちたかったので前に出ましたが、最後は相手の方が強かったです」
小久保
――明大での1年間を振り返っていかがですか。
「学業や私生活、部活という形でやることが増えました。なので、無駄な時間を無くすようにはしています。日中にずっと寝ているような時間を無くすようにはしています。練習が終わったらすぐ次のことをやるようにしているとか、そこはしっかりとやっています」
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