
インカレ終幕 明大は5位に終わる /日本学生氷上選手権
インカレ最終日に行われた2000メートルリレーとチームパシュートレース(以下パシュート)。両レースで明大は順調な滑りを見せる。結果は2000メートルリレーで5位、パシュートでは3位とダブル入賞を決めた。総合順位は5位入賞。引退する4年生は後輩たちの今後の活躍に期待を込めた。
◆1・5〜7 第95回日本学生氷上選手権(苫小牧市ハイランドスポーツセンター)
▼2000メートルリレー 明大――5位
▼チームパシュートレース 明大――3位
大会最終日、残された種目は2000メートルリレーとパシュートだ。この2種目の結果によって総合順位が確定する。最初に行われた2000メートルリレーでは1走目の水口浩斗(政経1=北海道池田)が初めの400メートルを31秒32で通過し、順調に滑り出す。レース中盤に同じ組の大東大を抜かし先頭に。アンカーとなったのは佐藤天海(政経3=北杜)。「短距離が不得意なので、全力で滑ろうと頑張った」(佐藤)が、わずかに残ったリードを守り切ることができず敗北。タイムは全体5位と惜しくも表彰台を逃してしまった。
次に行われたパシュートでは3組目に伊藤海里主将(政経4=中津商)、佐藤、山角蓮(政経2=北海道池田)の3人が出場。1周目を33秒36と全体5位のタイムで通過すると、2周目ではラップタイムを29秒台につける好タイムの滑りを見せた。その後2000メートル地点からは順位を2位に上げたものの、最後の1周でタイムを落とし惜しくも3位に転落。「ゴールした後に日体大に負けたところが悔しかった」(佐藤)。それでも、明大が目標としていた表彰台を勝ち取ることができた。
総合順位5位で大会を終えた明大。今回のインカレをもって4年生は引退となる。チームをけん引してきた伊藤海は「最終日まで日体大、日大と競れた。この悔しさを忘れず来年に向けて頑張ってほしい」と残された後輩たちに思いを託す。今シーズンはまだ終わらない。今後の下級生たちの活躍に期待がかかる。
[戸部匡貴]
試合後のコメント
伊藤海
――個人として2種目で入賞したことはいかがですか。
「まさか入賞できると思っていなくて、この大会に(コンディションの)ピークを合わせられたと思います。入賞出来てほっとしている気持ちです」
――チームにはどのような声掛けをしましたか。
「1年生が特に緊張していて、そういった子たちには声をかけ『自分のレースをすればいいよ』と言いました」
佐藤
――リレーはバトンの受け渡しが難しいですがその点はいかがですか。
「今回がダブルトラックのリレーが初めてでかなり不安がありました。失敗したらどうしようかと思っていました」
――3日間大会に出続けたが体力的な面は大丈夫でしたか。
「3日目はかなり体が重かったです。体力的にはきつかったですけど、最終日なので頑張ろうと気合を入れ直してリンクに向かいました」
――伊藤海はどのような主将でしたか。
「1人で引っ張っていく感じではなく、チームを盛り上げてモチベーションを上げてくれるのでチームに欠かせない存在だと思います」
――3日間を振り返ってみていかがですか。
「考えることや集中しないといけない場面が多く、精神と肉体面にかなり疲労がありました。それでも、楽しくインカレを終えることができ、充実していたと思います。」
関連記事
RELATED ENTRIES