
ラストインタビュー(1) 中條廉主将
FW中條廉主将(政経4=白樺学園)
(※この取材は1月16日に行われました)
――日本学生氷上競技選手権(以下、インカレ)優勝について振り返っていかがですか。
「インカレ優勝直後は実感が湧きませんでした。ですが、帰りの車で携帯が鳴りやまなくて、そこで初めてすごいことを達成した実感が湧きました。2日経ってもまだ連絡が来ていて、時間が経ってようやく優勝を実感できました」
――昨年度とは違う有観客での試合はいかがでしたか。
「プレー中の声は無観客のほうが聞こえやすくていいですが、無観客でやっていたら寂しいし、応援があると全然違います。有観客は僕らの1年次が最後で、後輩たちにもいい経験になったし、僕らもいい思い出になりました。応援団を含め、見に来てくれたみんなに感謝したいです」
――主将として、チーム改革に取り組んだ今年度を振り返っていかがでしたか。
「自分たちが1、2年生の時は先輩たちを気にしていたところがあって、それだと1年生が本当の力を出せないのではないかと思っていました。優勝するには上級生だけでは難しいと思っていて、同期も同じ考えだったので、下級生も伸び伸びプレーがしやすいような方向にもっていくことができました」
――明大での4年間を振り返っていかがでしたか。
「明大にずっと憧れがあったので、この大学に入りました。入学前の明大は、インカレもずっと優勝して、3冠も取っていましたが、僕は1年次の秩父宮杯関東大学選手権で優勝したのが最後でした。自分の想像では、ずっと負けずに春、秋、インカレと3冠を取るのが明大だと思っていました。先輩たちの輝かしい成績に並ぶことはできませんでしたが、今年度は春とインカレを優勝できて明大に来て良かったと思います」
――これからアイスホッケーとはどのように関わっていきますか。
「僕はこれで辞めるつもりです。配属が決まっていないので分かりませんが、社会人になって時間があったらお遊び程度でやろうかなと思っています」
――同期との思い出はありますか。
「試合終わりに飲みに行ったり、オフ期間は後輩も含めてコテージに泊まったり、釣りに行ったり、朝から登山しに行ったりとアクティブに遊びに行っていました。それが思い出として残っています」
――同期へのメッセージをお願いします。
「入学時は今までで一番弱い代だと言われていた中4年間やってきて、最後は後輩に助けられた部分もありましたが、優勝することができて良かったです。私生活では、DF井島(拓紀・文4=北海)や歩夢(FW亀田・文4=釧路江南)や剣太(DF菅野・法4=釧路江南)に就活を助けてもらいました。大輔(FW唐津・法4=日光明峰)とは夜中にラーメンを食べに行ったり、優輝(DF鍛冶・政経4=武修館)とは同じ学部でテスト対策を一緒にしたりとみんなと思い出があります。ありがとうございました!」
――同部屋の後輩に対して期待していることはありますか。
「FW茶木(優汰・政経2=北海道清水)は2年間あまり試合に出られていない状況で、昨年度のインカレ終わりにも『活躍します』と言っていたので、そろそろ活躍してほしいです。DF福田(琉太・営1=白樺学園)は今年1年間出ていて、自分の足りないところが分かったと思います。主力として来年度からも出ると思うので、下級生を引っ張るくらいの気持ちで、同期の海莉(DF村社・文1=埼玉栄)と頑張ってほしいです」
――来年度の明大に期待することはありますか。
「どの大会も優勝してほしいですが、インカレに一番期待しています。連覇を狙えるのは明大だけですし、一番大事な大会なので頑張ってほしいです。あとは春と秋もぜひ優勝してほしいです」
――後輩たちへエールをお願いします。
「今年度は4年生にいい思いをさせてくれてありがとうございました。インカレで4年生は緊張でがちがちになるので、今年度それを見ていた下級生は4年生を助けてあげてください。あとは、インカレを優勝して連覇。そして、春と秋も優勝して僕らができなかった3冠を達成してほしいなと思います。頑張ってください!」
――ありがとうございました。
[倉田泰]
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