松原がJ3・いわてグルージャ盛岡へ来季加入内定!

2022.12.31

 12月21日、明大サッカー部がMF松原亘紀(文4=大津)のJ3・いわてグルージャ盛岡への来季加入内定を発表。中盤で明大を支えたレフティーがプロへの切符をつかみ取り、これで来年度は明大から新たに6人のJリーガーが誕生することになった。

サッカーをしているサッカー選手たち

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(写真:ボールを保持する松原)

 プロ選手になることを夢見ていた松原。高校時代は熊本県の強豪・大津で3年間を過ごし、3年次には全国高校サッカー選手権の舞台も経験した。その後は地元を離れ明大に進学。全国屈指の実力者が集う八幡山の地で、学年を問わない競争の毎日が始まった。

 

 1、2年次は高く立ちはだかった大学サッカーの壁に苦しんだ。特に2019年度は明大が大学史上初の5冠を達成し、Jリーグに12人もの選手を輩出した年。トップチームへの登録も果たせない期間が続いた。3年次では後期リーグ戦が開幕した秋以降、徐々に出場機会が増加。第16節の筑波大戦でリーグ戦初スタメンを果たした。

 最終学年として挑んだ今年度はリーグ戦の第6節以降、ボランチの一角としてスタメンに定着。持ち前の展開能力や戦術理解度、気迫のこもったプレーを武器に監督の信頼を獲得。夏にはケガにより離脱を強いられたものの、復帰後は定位置を堅持しシーズン終了まで明大の心臓として戦い抜いた。

 

 就職活動を経験し一般企業への就職も考えた松原。「まだサッカーを続けられるという喜びをかみしめている」とつかみ取ったプロ契約への気持ちを表現した。さらに「高卒と違い即戦力として求められていると思う。まずは始動からの競争の中でしっかり生き残り、開幕スタメンを狙って頑張っていきたい」と大卒プロ選手としての覚悟をのぞかせた。今年度の明大サッカーを支えたレフティーが、盛岡の地でクラブとともにさらなる飛躍を遂げる。

 

[長﨑昇太]