
全国制覇を目の前に敗北 準優勝に終わる/全日本大学新人戦
決勝戦の対戦相手は筑波大。関東大学新人戦の決勝で勝利した相手との再戦だ。試合は序盤から流れを相手に握られ、思うように攻撃ができない。前半に2失点、後半に1失点と常に相手を追いかける展開となった。後半には馬場が得点するも、その後の巻き返しはかなわず1―3で敗北した。
「自分たちが明治を日本一に」(上林)。インカレを悔しい結果で終えたチームを背負い、強い思いで試合に臨んだ。しかし序盤から攻撃の糸口をつかめない。試合が動いたのは9分、カウンターから一気に攻め込まれた。一度はセーブしたもののGKからこぼれた球を押し込まれ、先制点を奪われてしまう。取り返したい明大であったが、パスがつながらず攻撃の形がうまく作れない。すると22分、立て続けに相手の右サイドから崩され、対応が間に合わずまたもや失点。前半途中に流れを変えるべく、左SBに三品を起用。しかしそれでも「前半のうちにゲーム展開を変えられなかった」(三品)。終始相手ペースで試合は進み、0―2で前半を折り返した。
(写真:3、4年生も応援に駆けつけた)
後半は開始早々47分に、相手のセットプレーから失点。0―3と大きく突き放されたが、後半から出場した中村や藤森が攻撃の起点となりチームを勢いづかせる。そして69分に中村のクロスからフリーの馬場が冷静に流し込み、待望の得点。その後はチャンスこそ増えたが、どれもものにできないまま追加点は得られず。1―3で敗戦となり、優勝には一歩届かなかった。
(写真:中盤で存在感を放った松尾)
全日本大学選手権は2回戦敗退、今大会は準優勝と、明治らしからぬ結果で今季を締めくくることとなった。しかし下を向いてばかりはいられない。「強い明治をもう一度つくり上げていきたい」(上林)。今季の経験を糧に、来季はさらなる活躍を見せてくれるだろう。
[尾﨑陽菜]
関連記事
RELATED ENTRIES