
天皇杯2日目 三井が善戦見せるも初戦敗退/天皇杯全日本選手権
2日目を迎えた天皇杯全日本選手権。明大からは男子グレコローマンスタイル63キロ級に三井潤(法3=鹿島学園)が出場した。格上相手に第1Pで1点リードし善戦するも、結果は1-1のラストポイントで悔しい敗戦となった。
◆12・22~12・25 天皇杯全日本選手権(駒沢体育館)
[男子グレコローマンスタイル]
▼63キロ級
三井――1回戦敗退
試合開始直後から積極的な攻めの姿勢を見せた三井。第1Pでパッシブの獲得に成功し、1点リードで試合を折り返す。後半では、相手の勢いのある攻めにもしっかりと対応し、グラウンドでも粘りを見せた。しかし、第2P開始27秒でパッシブを取られてしまう。その後、必死の戦いを見せるが得点には結びつかず、1-1のラストポイントで勝利を譲ってしまった。
今大会では初戦敗退で終わってしまったが、成長が見えた試合でもあった。今試合で対戦したのは、2021年度の全国大学グレコローマン選手権で優勝を経験し、強豪・日体大出身でもある小柴(佐賀中部農林事務所)。三井自身は過去2回対戦したが、どちらもテクニカルフォール負けを喫していた。だが、今大会では一度もグラウンドを取らせることなく「1対1で接戦にもってこられた」と健闘した。
「スタンドで取れたら良かったが、焦って一発で決めようとしてしまった。後半、自分の得意なプレッシャーを掛け続ける動きができていなかった」。これまでの課題は克服できた一方、また新たな反省点が見えてきたようだ。「グラウンドの返し技とスタンドで1点をとれるような技術を磨いていきたい」。来年度から最上級生になる三井。ラストイヤーでのさらなる飛躍に期待が高まる。
[安室帆海]
試合後のコメント
三井
――今試合を振り返っていかがですか。
「グラウンドが得意な選手でそこを守れたのは良かったのですが、ラスト1分半で取り切れなかったが悔しいです」
――来年度の意気込みをお願いします。
「まずはケガを直して、グラウンドの返し技とスタンドで1点を取れるような技術を磨いて、ラストシーズンにつなげていきたいです」
関連記事
RELATED ENTRIES