
全日本大学選手権王者・坂井 健闘するもベスト8で敗退/天皇杯全日本選手権
天皇杯全日本選手権(以下、天皇杯)は初日を迎えた。この日、明大からは3人が出場。その中でも、今年度の全日本大学選手権王者である坂井孝太朗主将(文3=花咲徳栄)が健闘を見せたが、惜しくも準決勝進出とはならなかった。
◆12・22~12・25 天皇杯全日本選手権(駒沢体育館)
[男子グレコローマンスタイル]
▼87キロ級
岩井――1回戦敗退
[男子フリースタイル]
▼92キロ級
坂井――ベスト8
槇井――1回戦敗退
11月の全日本大学選手権で優勝を果たし、勢いに乗る坂井。迎えた初戦ではその勢いを見せつけた。試合開始30秒足らずで2点を先制。開始から1分4秒にも背中を取り、追加点を得る。その後さらに計4点を追加し8―1で第1Pは終了。リードして入った後半は3分41秒に相手を押し出して2点を獲得。そして試合時間残り1分を切ったところで4点技を決め、勝負あり。見事、テクニカルフォール勝ちを収め、準々決勝へと駒を進めた。
ベスト4進出を懸けて、準々決勝ではベテランの山口(早稲田クラブ)と対戦。厳しい戦いが予想されたが、第1Pを何とか1点ビハインドで終える。そして勝負の第2P。開始13秒で1点を取り同点に追いつくも、その20秒後に背中を取られて2点差に広げられる。そして、そのままローリングで連続得点を許し、最後は再度背中を取られ1―9で試合終了。「自分のレスリングをやらせてもらえなかった」。テクニカルフォール負けを喫し、ベスト8で姿を消した。
この天皇杯が2022年の最終戦となった坂井は、2023年に向け「新たな部活の雰囲気を作っていきたい」と話す。明大レスリング部の新主将のさらなる飛躍に期待がかかる。
[末吉祐貴]
試合後のコメント
坂井
――試合を振り返ってみていかがですか。
「ケガとか故障もあったりして、あまり自分の思い通りに試合が展開できなかったのが一つの反省点かなと思います」
――今大会の収穫は何ですか。
「落ち着いて試合を行えるようになりました。タックルが入ってきた時にどういう対処するかを試合中でも考えながら試合ができたかなと思います」
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