
序盤でリード許すも第3Pに大量得点 専大を下し3回戦へ/日本学生氷上競技選手権
初戦を危なげなく突破した明大。2回戦の相手は専大であったが、序盤の失点から流れをつかめず。1点ビハインドのまま第3Pに突入。それでもFW井口藍仁(商1=埼玉栄)、FW三浦稜介(政経3=駒大苫小牧)の2連続ゴールをきっかけに大量得点をあげ、勝利を収めた。
◆12・20~25 第95回日本学生氷上競技選手権(KOSE新横浜スケートセンター他)
▼12・22 2回戦 対専大(KOSE新横浜スケートセンター)
〇明大9{3―2、0―0、7―0}3専大
波乱の幕開けとなった。初戦を2桁得点で快勝し、迎えた専大との2回戦。専大は関東大学リーグで明大の一つ下のリーグに属する。「気を引き締めて挑んだつもりだったが、どこか油断があった」(三浦)。第1P開始早々、1人で持ち上がってきた相手に先制点を許す。その3分後にFW亀本純門(文2=白樺学園)のゴールで同点追い付くも、カウンターと反則からのピンチを守りきれず。立て続けに2点を奪われ苦しい展開に。終了間際にFW石井佑空(文3=白樺学園)のゴールで1点差に詰め寄ったがチャンスを生かし切れず。勝ち越されたまま2―3で第1Pを終える。
第2Pも攻め続けるが、相手の全員での守りに苦戦。「自陣の守りを固めてくる相手に苦戦する部分があった」(三浦)。それを攻略するため相手の交代のタイミングを突き、ⅮFからのロングパスでチャンスメイク。さらにⅮFも積極的に攻撃参加し、攻撃に厚みを出す。しかし、相手も反則もいとわない体を張った守りを見せ、ゴールには結びつかず。終盤にもFW中條廉主将(政経4=白樺学園)がロングパスから抜け出し、決定機をつくるもオフサイドの判定。流れを引き寄せられず、両チーム無得点と1点ビハインドのまま第3Pへ。
「さすがにやばいぞと話があり、気持ちを入れ直した」(三浦)。第3P開始1分、三浦のパスをゴール前で受けた井口が冷静に押し込み同点に追い付く。すると、さらにその2分後。好調のFW丸山詳真(商3=北海道清水)、三浦、井口のラインで完璧に相手を崩し、逆転に成功。一気に流れをつかんだ明大は、その後も勢いそのままに得点を重ね、第3Pで7得点。最終的には9ー3で試合終了となった。
「準備不足だったのと、連続失点をしてしまったので気をつけたい」(井口)。終わってみれば6点の差をつけ勝利を収めたが、課題が残る試合となった。次戦は関西王者の関大との試合を迎える。「次戦はしっかり準備をして、先制点からいい流れで試合を進めていきたい」(井口)。目標の優勝まで、気持ちを新たに突き進む。
[倉田泰]
三浦
――自身の勝ち越しゴールを振り返っていかがですか。
「同点に追いついて、自分たちに流れが来ていた中で詳真(丸山)からいいパスが来た。チームの流れ的にも絶対に外したらいけないと思ったので、しっかりと合わせました。自分的にもいいゴールだったと思います」
井口
――今日はどのような試合にしようと話していましたか。
「そこまで話はなく、まずは勝つことを考えてやっていこうと思っていました。最初の立ち上がりからやられてしまって、準備不足を感じました」
関連記事
RELATED ENTRIES