
初戦は2桁得点で快勝 次戦に向けて弾みをつける/日本学生氷上競技選手権
ついに今年度の集大成・日本学生氷上競技選手権(以下、インカレ)が開幕した。初戦の相手は東北地区1位の東北学大。第1P開始直後に先制すると、勢いそのままに得点を重ねていく。終始主導権を渡さず、14―1で圧倒し開幕戦を勝利で飾った。
◆12・20~25 第95回日本学生氷上競技選手権(KOSE新横浜スケートセンター他)
▼12・21 1回戦 対東北学大(KOSE新横浜スケートセンター)
〇明大14{7―1、4―0、3―0}1東北学大
学生アイスホッケー界の王者を決める舞台が幕を上げた。「みんな硬さもなく悪くはなかった」(FW中條簾主将・政経4=白樺学園)と課題の立ち上がりも上々。第1P開始40秒、相手ゴールキーパーの前にこぼれたパックをFW亀田歩夢(文4=釧路江南)が冷静に押し込み先制。さらにU―20代表から帰ってきたDF村社海莉(文1=埼玉栄)やFW西脇楓(文1=武修館)らが追加点を挙げるなど、攻撃の手を緩めることなく得点を積み重ねた。
一瞬のスキを突かれ失点は許したが、そこでさらに奮起したように攻撃陣が躍動する。素早いパス回しから鮮やかにゴールを奪い、第1Pだけで計7得点と圧倒的な力を見せつけた。第2、3Pでは主力選手を温存しつつ、1、2年生が得点に絡む場面も。下級生が底力を発揮し、最終的に13得点差と圧巻の白星スタートとなった。
春の秩父宮杯関東大学選手権で優勝したものの、秋の関東大学リーグ戦では東洋大に敗れ2位に終わった明大。4年生にとっては最後の戦いである今大会は絶対に優勝の二文字が欲しいところだ。「次の試合に毎日毎日つながっていくように」(中條)。〝明治のホッケー〟で4年ぶりの栄冠に向かって突き進む。
[新谷歩美]
試合後のコメント
中條
――チームの仕上がりはいかがですが。
「全日本選手権でレッドイーグルス北海道と戦って3点取れたので、ちょっとした手応えは感じています。いい感じでできあがっていると思います」
――次戦に向けてお願いします。
「次は専修ですがしっかりと点差をつけて。あとは無失点で次の試合につながるようにみんなで調整していい試合をしていきたいです」
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