男子フルーレ団体 ベスト16で散る/全日本選手権
鹿児島県垂水の地で全日本選手権団体戦が開幕した。明大からは男子フルーレ、女子エペが出場権を獲得。17日には男子フルーレの試合が行われた。ベスト8入りを目標としていた明大だったが、2回戦・立大戦では序盤につけられた点差を詰めることができず。2回戦敗退と悔しい幕切れとなった。
◆12・16〜18 全日本選手権(垂水市中央運動公園体育館)
▼男子フルーレ団体
明大――2回戦敗退
団体戦の日本一を決める今大会。大会2日目、明大からは男子フルーレが出場。普段団体戦に出場している森大翔(理工2=向陽)が体調不良で試合に出場できないというアクシデントに見舞われる中、迎えた初戦・長野クラブ戦では45―26と勝ち星を挙げる。「データのないクラブチームだったが、しっかりと自分たちのフェンシングをやっていけば勝てると思っていた。その通り勝つことができて良かった」(長尾康司監督)。順調に勝ち上がり2回戦へと駒を進める。
(写真:急きょ出場することとなった柏崎)
2回戦は関東学生リーグ戦で勝利した立大との対戦となった。実力が拮抗する相手なだけに勝利したい一戦。立ち上がり堀部聖太(政経2=岩国工)が5―2と順調な滑り出しを見せた。しかしそれ以降大差をつけられてしまう展開に。「自分と成田(航也主将・政経4=秋田北鷹)が耐えて堀部につなぐという戦い方ができなかった」(柏崎瑞仁・理工4=田名部)。堀部が4点差まで巻き返すと、成田も連続ポイントを獲得するが「相手も強くて逆転し切れなかった」(堀部)。猛攻もむなしく40―45で試合終了。成田組の終幕となった。
(写真:ポイントを重ねる成田)
来年度は男子フルーレに新入生が入り、堀部、森は上級生として引っ張る立場に。「1年生が入ってきた時に、僕も先輩らしいプレーや立ち回りができるように頑張りたい」(堀部)。幾多の試合を経験し、個の力も団体戦の戦い方も身につけた現2年生がチームを引っ張る姿に期待がかかる。
[萩原亜依]
試合後のコメント
長尾監督
――1年間を振り返っていかがですか。
「春のリーグ戦ではしっかりと練習も積めて、今日やった立教にも勝って、2部リーグ優勝して入替戦に臨むことができましたから、勝ち上がれなかったのは悔しいですけれども、来年度以降につながる試合ができたと思っています」
成田
――2回戦を振り返っていかがですか。
「勝ちたかったですし、堀部にも勝たせてあげたかったです。堀部がアンカーで、プレッシャーがかからない点数を目指したかったので、自分が役割や責任を果たせなかったのが残念です」
柏崎
――4年間を振り返っていかがですか。
「自分は本当に人に恵まれたと思っています。高校生の頃からフェンシングを始めたのですが、周りは結構小さい頃からやっていて、その中でも自分を輪の中に入れてやっていこうとしてくれる人たちに高校でも大学でもめぐり会えました。そのおかげで気持ちを切らさずにフェンシングを続けることができたので、フェンシングで出会えた人たちにはもう感謝しかないです」
堀部
――来年度以降に向けての思いを教えてください。
「来年は今年できなかったリーグ戦を1部に昇格させることと、インカレはベスト4くらいにいけたらいいなと思います」
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