佐藤が2冠達成! インカレへ弾みをつける/第42回全日本学生選手権

 2日間にわたって行われた全日本学生選手権。明大からは計13人の選手が出場した。佐藤天海(政経3=北杜)は1500メートルで大会新記録を樹立し5000メートルとの2冠を達成。その実力を遺憾なく発揮した。

 

◆12・10〜11 第42回全日本学生選手権(群馬県総合スポーツセンター伊香保リンク)

男子500メートル 狩野亜聞(政経2=嬬恋)――16位 水口浩斗(政経1=池田)――17位 伊藤央訓(政経4=駒大苫小牧)――27位 津田斗真(政経1=帯広農高)――31位 

▼男子1000メートル 清川一樹(政経4=八戸西)――8位 狩野――9位 伊藤海里(政経4=中津商高)――10位 水口――28位 伊藤央――44位 津田――45位 輿水颯太(法2=北社)――50位 山本蒼紫(政経1=駒大苫小牧)――52位

▼男子1500メートル 佐藤――1位 山角蓮(政経2=池田)――9位 伊藤海――14位 狩野――20位 吉田健太(政経3=帯広三条)――22位 清川――26位 輿水――39位 山本――40位

▼男子5000メートル 佐藤――1位 山角――15位 田原秀真(法1=長野工高)――16位 東海林寛右(政経2=山形中央)――23位 吉田――24位

▼男子1万メートル 田原――8位 東海林――9位

 

 圧巻の滑りを披露したのは今季大きな成長を遂げている佐藤。1日目の1500メートルでは大会記録を持つ伊藤(早大)と同組も、積極的なレースで大会記録を更新し見事優勝。さらに2日目の5000メートルでも好調ぶりを発揮。2位と5秒以上差をつける圧倒的な力で優勝を果たし、2冠を達成した。「すごくいい大会になった」と今大会を振り返り、来月のインカレに向けては「勢いに乗って良いタイムで走りたい」と意気込んだ。

 

 また1000メートルと1500メートルに出場した伊藤海主将。「次につながるレースになった」と調子は万全でない中、なんとかレースをまとめ上げインカレに向けて期待がかかる滑りを見せた。

 

[久和野寛人]

 

試合後のコメント

羽田光希スピード部門監督

――今大会を振り返っていかがですか。

 「インカレに向けてというレースで、それぞれが足りないものが見つかっているのでインカレには上手く調整できると思います。インカレで結果を出せるように出来たらいいなと思った2日間でした」

 

――佐藤は2部門で優勝を果たしました。

 「本当に成績が安定していて本人も自信を持っているので、このままケガなく調整していけばインカレも良い結果が付いてくると思います。(インカレでは)天海頼みにならないようにチーム一つになって大きな得点を取れるようにやっていきたいと思います」

 

伊藤海主将

――今大会を振り返っていかがですか。

 「連戦が続いていて前日の公式練習でとても調子が悪くて、この大会やばいなと思っていましたが、ケアなどを挟んで一日一日感覚は良くなっていきました」

 

――今後に向けての意気込みをお願いします。

 「次はインカレ前の大会があるので、そこでしっかり調整して全員でインカレに向けて良い仕上げをして万全の状態で迎えたいです」

 

佐藤

――今大会を振り返っていかかですか。

 「1500メートルも5000メートルどちらも良い結果で優勝できて、1500メートルではリンクレコードも出せたので、すごく良い大会になったと思います」

 

――1500メートルで大会新記録は狙っていましたか。

 「今季の実力的にもリンク状況やコンディションが良ければ出るなと思っていたので、狙っていたというより無難に出るかなとは思っていました」