
試合後のコメント/全日本学生室内選手権1日目
一年を締めくくる熱戦が始まった。今回は全日本学生室内選手権(インカレインドア)の男女シングルス1回戦に出場した選手の試合後インタビューをお届けします。
町田晴(文4=四日市工)
――今大会に出場を決めた理由を教えてください。
「明治もそうですが、男子シングルスの中でも唯一僕だけが4年生での出場です。せっかく出るチャンスも動ける体と気持ちもあって、出ておかないともったいないと感じました。僕的にはリーグ戦もですし、関東学生選手権(以下、夏関)もコロナにかかって、そこでシングルスも棄権してダブルスもうまくいかなかったので、このままは少し悔しいなと思いました。なので、最後自分で勝てなくてもやり切れればいいかなと出場しました」
――ダブルスのペアはどのように決まりましたか。
「ポイントが理由ではないです。僕は今チームの運営とは関わっていなくて、今大会に出場できることだけを伝えていて、下の子たちが決めて組んだので、僕は関与していないのでどういう意図があるのかは分からないです。ただ僕は誰と組んでも頑張るだけです。村田(英夢・理工1=麗澤瑞浪)とは元々リーグ戦でも組もうかと言っていて、練習も何回かしていたのである程度お互いを分かった状態でそれなりに準備もできて臨めます」
飯田翔(商2=足利大付)
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「いつもよりも緊張していて、思うようなプレーができませんでした。でもその中で、今日できることを最大限にやろうと切り替えてプレーできました。ですが、勝負どころで取り切れなかったところが敗因だなと思いました」
――今後の意気込みをお聞かせください。
「この試合で1年間の試合が終わりました。やはり全体的に振り返ると、昨年度に比べてテニスのレベルは上がってきていると思います。ですが、まだまだフィジカル面や試合中の戦い方はもっと強化していかないといけないなと感じました。なのでこの冬場にしっかり追い込んで、また春からいい結果を残せるように頑張りたいです」
太田翔(法2=大分舞鶴)
――試合を振り返ってみていかがですか。
「1―6、0―3になって、諦めてはないのですが、いつも負ける時は何もできなくて負けるので、何かやろうと思いました。少しいつもよりテンポを速くすることを意識したら、そこからは結構自分のペースというか、勢いでセカンド追いつけて勝つことができました。なのでやはり開き直りが大事だなと思いました」
――今日の試合で良かったところを教えてください。
「勝ち切ったところが良かったです。あとは、2セット目を取ってもファイナルセットで取られて負けることとかがあるので、ファイナルセットで勝ちを意識せずに、しっかりと自分のテニスができたかなと思います。そこがいつもだったら僕はびびってしまって、4―3あたりまで行っても4―6とかで負けてしまいます。4―4でしっかりとキープできて、最後もマッチポイントを無駄にせずにしっかり取れたところが良かったなと思います」
吉田華菜子(法3=仁愛女子)
――本当に長いラリーが続いているというのが印象的でした。やはりずっと粘りを意識していたのでしょうか。
「はい、そうですね。いいポイントの取り方ももちろんあるのですが、最近の練習では振り回しや結構しぶとくラリーをする練習、振られても何球でも粘り強く返すという練習を結構やっていました。なので今日は左右に振られても、きちんと返すことができました。そういうところから、もっと狙わないと、もっと決めないと、とおそらく相手を気持ち的にも追い込むことができたのかなと思います」
――ダブルスの試合も残っていると思います。そこに向けて意気込みをお願いします。
「1個勝ってベスト16、また予選から上がってきているので、自信を持って1個でも多く試合できるようにしたいですし、明日はダブルスもあります。やはり本戦に上がったからこそチャンスなので、ここまで来たら気持ちを強く持って頑張りたいと思います」
大沼愛弥(文2=野田学園)
――試合を振り返ってみていかがですか。
「今大会でまず本戦に上がることができて、まず自分の目標は達成できたのですが、欲を言えば1回戦も勝ちたかったなというのはあります。でも自分のやりたかったテニスというか、思いっきり自分の練習通りのテニスを今大会することができました。なので自分の中でつかめたきっかけというか、一つ殻が破れたのかなというのはあります」
――今日の試合は今後につながるものになりましたか。
「相手はジュニアの頃からすごく強い選手だったのですが、自分の挑戦したプレーが、その選手にここまで通用するということが分かりました。今後はもし新進(関東学生新進選手権)に出ることができたら優勝するつもりで頑張りたいと思います」
鈴木渚左(国際2=野田学園)
――今大会に向けて強化してきたことはありますか。
「夏関後に入替戦もあって、シングルス3で出てその際に勝つテニスをベンチのコーチから教えていただいたり、自分のポジション的に勝たないといけない立場だったりしました。そのため、自分のテニスをするというよりは勝つテニスをやってしまっていました。そこから、自分のテニスが分からなくなってしまって、難しい期間に入りましたが、少しずつ基本から取り組むことで徐々に良くなっていきました。またオープン大会にも挑戦して試合感をつかもうと思って出ましたが、その大会でいろいろなことに気が付いて、良くなってこの大会に挑めました」
――今試合の振り返りをお願いします。
「第1セットは集中して入っていて、やるべきことを決めていたのでそれをただやるだけでいい感じに入れたと思います。2セット目の途中から1―1になってその長いゲームを自分から攻めて取り切れたのでまた流れを持って行くことができました」
丸山愛以(商1=四日市商)
――今大会に向けて強化してきたことはありますか。
「新体制になってハードな練習が増えて、サイドに振られるボールやフィジカルとしても強くしてきました。またオープン大会や部内戦など、試合をする機会を今大会まで空かないようにしていました。これまでの試合では、うまくゆるい球や様々なボールを使って組み立ててやっていたことが良かったのですが、それが今試合でうまくいかなくてそれが悔しいです」
――大学テニス1年目の振り返りをお願いします。
「やはり大学に入ってコートも変わって、最初はテニスもガタガタで、自分はどんなテニスをしていたかが分からなかったです。自分はインターハイでいきなりいい成績を取ってしまったので、そこから難しくなるよとは言われていましたが、その難しさがやっと分かってきた部分もありました。そこからインカレは、運も良くではないですが、自分の思っている成績より上に行けたことは自信になったし、夏関でもベスト8に入ったことも自信になりました。大学でも少しも1回戦負けはなくて、ほっとはしています。ただ自分の納得いく形では終われていないので、そこから先にまだ課題がいっぱいだなと感じます」
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