(8)勝山大輝/インカレ開幕直前特集
いよいよ全日本大学選手権(以下、インカレ)が直前に迫る。全26試合に及ぶ秋季リーグ戦を11位で終え、入替戦に突入。1部のプライドを見せ2部降格を回避し、インカレの出場権を獲得した。今回はチームを引っ張ってきた4年生へのインタビューをお送りする。
※第8弾は勝山大輝(法4=正智深谷)選手です。このインタビューは11月26日に行われたものです。
――リーグ戦を振り返ってチームが成長したことは何ですか。
「試合中に折れることなく最後まで粘る力がつき、勝つ力がついたと思います。1巡目の後半の早大戦や東海大戦と接戦になって勝てない試合や、拓大戦のように勝っていたが最後で逆転されてしまうような試合があったのですが、2巡目の後半の神大戦や中大戦、専大戦などは本当に粘り強く戦って勝ち切れたということが、リーグ戦で一番チームが成長した部分かなと思います」
――個人として成長したことはありますか。
「目標としては3Pシュートを高確率で決めるということだったのですが、ランキングにも入ることができて、そこの部分は成長できたかなと思います。また2巡目には相手チームの選手の自分へのマークが厳しくなっていて、その中で3Pシュートを決め切れた試合が何試合かあったので成長できたと思います」
――リーグ戦で印象に残っている試合はありますか。
「個人的には中大との試合が非常に印象に残っていて、中大に関しては(明大と)同じ日本人だけのチームで、自分たち以上の能力がありリーグでは順位が中位のチームなので、そこに対して自分たちのバスケットができ、またチームのスタッフのスカウティングがしっかりはまってチーム一丸となって勝てた試合だったので一番印象に残りました」
――3連勝の勢いに乗っていたと思いますが、その点はいかがですか。
「やはり連勝するのは簡単そうで難しく、その日のシュートのコンディションとか相手のコンディションとかいろんな要素があるので難しいのですが、その中でしっかりと接戦の試合を3連戦のときは3試合とも勝ち切れました。中大戦も第3Qの途中で突き放されましたけど、しっかり第3Qの終わりには同点までもっていけたので、そこは本当に粘り強く頑張ったなと思います」
――3年ぶりの1部リーグでしたが、11位という結果についてはいかがですか。
「納得できる順位かと言われたら、そうではないのですが、11位で1部にしっかり残れたのは本当に良かったなと思います。やはり僕たちが1年生のときに2部に落ちて、そこから4年生になるまで1部で試合ができなかったというところで、急に上がってきて1部で戦うとなるどうしても落ちてしまうことが多いです。その中でしっかり自動降格を回避して入替戦には行ってしまったのですが、そこでもしっかり勝ち、明大での僕たちの4年間の成長は見られたと思います。納得はいってないのですが、決して悪い順位ではなかったと思います」
――今年のチームにはどんな特徴がありますか。
「去年のチームはやはりどちらかというと4年生が主体で4年生が(試合に)出ることが多かったのですが、今年はやはり下級生、SF田邊(太一・情コミ3=福大大濠)やPF伊藤(治輝・営2=桐光学園)などのエースがいる中で、その中でも4年生が陰ながらというか、下から支えているチームだなと感じます。もちろん試合出ているSG吉村(公汰・営4=土浦日大)やSG若月(遼・政経4=北陸)は頑張ってくれていますけど、一番はやはりキャプテンのSG井上(耀・政経4=明成)が本当にチームをまとめてくれているので、そういう意味では裏で頑張ってくれている人たちも含めて去年よりも〝チーム一丸〟という言葉が見合っているかなと思います」
――4年生として試合や練習で意識していることはありますか。
「技術的なところはやはり下級生のほうが上なので、どちらかというと精神的な部分と、あとはチームが今何をしたいのか、何を目的として練習試合や練習に取り組んでいるのかということをチーム全体に伝えるようにしていますね」
――インカレの山場はどこですか。
「一応専大のところは山場だと考えています」
――何か対策していることはありますか。
「専大の対策はもちろんなのですが、その前のリーグ戦や日本経済大との試合の中でいい状態で専大に持っていきたいので、対策というよりはその3試合をより大事にしながら今専大の動きを合わせながらやっているところです」
――意気込みをお願いします。
「個人的には1年生から3年生は(試合に)ほぼ出ていないので最初で最後のインカレなのですが、3Pシュートを決め切ることを意識してやっていきたいですね。チームとしてはもちろん目標のベスト4に向けてやっていかなければいけないのですが、まずは一戦一戦目の前の試合を大事にして、勝ち切れるように4年生を中心にチーム一丸となって勝ちに行きたいと思います」
――ありがとうございました。
[尾﨑陽菜]
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