(3)長谷川丈/インカレ開幕直前特集

 いよいよ全日本大学選手権(以下、インカレ)が直前に迫る。全26試合に及ぶ秋季リーグ戦を11位で終え、入替戦に突入。1部のプライドを見せ2部降格を回避し、インカレの出場権を獲得した。今回はチームを引っ張ってきた4年生へのインタビューをお送りする。 

※第3弾はPG長谷川丈(営4=桐光学園)選手です。このインタビューは11月24日に行われたものです。

 

――約3カ月間にわたるリーグ戦を振り返ってチームが成長できた点を教えてください。

 「リーグ戦の前半は接戦での負けが多かったのですが、その部分について前半が終わってからチームで話し合って、練習でも残り5分の戦い方というのを徹底的に練習して、後半でしっかり接戦で勝てるようになったというのは成長した部分だと思っています」

 

――リーグ戦で最も印象に残っている試合はどの試合ですか。

 「1巡目の国士大戦です。本当にリーグの最初の方だったのですが、やはり2部から1部に上がってきて、1勝するというのはチームで重要なことだったので、1部で通用すると自信につながる試合だったと思います。また、個人的には4年生がとても活躍して勝った試合だと思うので、純粋に勝ってうれしかったというのを覚えています」

 

――3年ぶりの1部でのリーグ戦だったと思うのですが、11位という結果についてはいかがですか。

 「目標としていたのはリーグ戦1部で上位になるということだったので、そういう意味では良かったとは言えないのですが、自分たちの実力が通用することが分かって、実力を知ることができたので、いいリーグ戦だったと思います」

 

――今年のチームにはどのような特徴がありますか。

 「まあ留学生がいないチームなので、やはりディフェンスから走るということをずっとやってきました。センターも含めて、1番から5番(のポジション)全員が走れるということがこのチームの魅力だと思っています」

 

――4年生としてチームのためにどのようなことに取り組んできましたか。

 「やはり最上級生ということで、中心として4年生のミーティングでも後輩たちにもっと声掛けていかないといけないと話してスタートしたので、主将のSG井上(耀・政経4=明成)などが声を掛けてまとめてくれて、それに付いて僕たちもコミュニケーションする機会が増えたと思います。そこから、新しいコーチの方が入ってくださったおかげもあるのですが、以前と比べて試合中もそうですが、練習中も話せるチームになったかなと思います」

 

――インカレの目標をお願いします。

 「チームでベスト4という目標を立てました。ブロックに専大や日大がいて、すごく厳しいブロックで明治が勝ち抜くと予想している人は少ないと思うのですが、自分たちは高い目標を掲げているので、そこに向かって頑張っていきたいと思います」

 

――専大や日大はリーグ戦でも当たっていますが、どのような対策を立てていますか。

 「どちらも留学生がいるチームですが、留学生対策というのを練習から行っていて、僕たちは身長が高いチームではないのでそこの対策は重点的に行っています」

 

――インカレに向けて調子が良い選手、活躍に期待する選手はいますか。

 「SF勝山大輝法4=正智深谷くんですね。1年生から試合に出ている選手ではないのですが、泥臭く練習を続けてきていました。エースという感じではありませんが、ディフェンスやリバウンドなどでチームのカギとなる選手だと思うので、個人的にすごく注目してほしいと思います」

 

――最後に懸ける意気込みをお願いします。

 「自分たちの代はコロナもあって思うような結果を出せなかったと思うので、有終の美を飾れるように、やっていきたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[松田遥歩]