宮坂が銀、五味が銅と明大勢好発進/ジャパンオープン

2022.12.02

 12月1日から東京辰巳国際水泳場で開催される最後のジャパンオープンが始まった。日本のトップスイマ―がアジア選手権代表を懸けて集まる中、明大からも多くの選手が参加。大会初日は、宮坂倖乃(法4=春日部共栄)が女子100メートル平泳ぎで銀メダル、五味智信(商2=湘南工科大付)が男子100メートル自由形で銅メダルを獲得した。

 

◆12・1~4 ジャパンオープン(東京辰巳国際水泳場)

◆1日目

▼女子50メートルバタフライ

8位 田嶋 27秒02

▼男子400メートル個人メドレー

8位 田渕 4分23秒18

▼男子100メートル自由形

3位 五味 49秒36

▼女子100メートル平泳ぎ

2位 宮坂 1分7秒04

 

 ハイレベルな今大会で明大勢は初日から好発進した。明大勢でメダル一番乗りとなったのは男子100メートル自由形に出場した五味。波乱を巻き起こした予選は、前半から同じ組のトップを泳ぐ選手に離されてしまう。だが、折り返してからは得意の追い上げでトップの選手を捉え、逆転。自己ベストを0秒25更新し、この大舞台で、見事全体トップで決勝進出を決めた。そして迎えた決勝。レース前半から隣のレーンを泳ぐ200メートル自由形日本記録保持者の松元克央選手(令1政経卒・現ミツウロコ)に遅れをとってしまう。折り返し後から巻き返すも、先頭には届かず。「想像以上にプレッシャーがかかっていた」(五味)。しかし最後は健闘を見せ見事3位と、表彰台入りを果たした。

 

 この日、明大勢第2号のメダルを獲得したのは宮坂。「練習の段階ですごく調子が良かった」(宮坂)。復帰後初レースとなる中で実力を発揮し、女子100メートル平泳ぎの予選を2位で通過した。決勝前半はトップを泳ぐ選手を追随し、2位で折り返す。後半もペースが落ちることはなかったものの、トップにはあと一歩及ばずそのまま2位でフィニッシュ。見事銀メダルを獲得した。

 

 来年2月のアジア選手権そして来年7月の世界選手権に向け、選手たちの熱い思いがぶつかり合った大会初日。「メダルを取れたことと、センターレーンで泳げたことがかなり大きな経験になった」(五味)。大会はまだ始まったばかり。2日目以降の明大勢のメダルラッシュに期待がかかる。

 

[末吉祐貴]

 

試合後のコメント

宮坂

――後半失速しなかった理由を教えてください。

 「練習の時から、前半から(前に)行き過ぎなくてもスピードが出る泳ぎを意識していました。今日も前半慌てずに落ち着いて泳ぐことができたので、最後まで力を残しながら泳ぐことができたのだと思います」

 

――明日以降への意気込みを教えてください。

 「明日はまずベストタイムを狙います。あとは学生記録も更新できるように意識して泳ぎたいなと思います」

 

五味

――予選はどのようなレースプランで臨みましたか。

 「自分の得意なところは後半なので、そこの強みを生かせるように前半は周りを見つつ、後半壁を蹴ってからスイッチを入れました」