リーグ戦優勝 来年度に弾みをつける/秋季リーグ戦総括

 今季のリーグ戦で全勝優勝を果たした。「2部昇格」という目標を掲げて日々練習に励んできた明大。昇格が懸かった入替戦にたどり着いた。結果は目標に一歩及ばなかったが、明大としてのプライドを見せつける功績を残した。

 

 8月27日から行われた第72回関東大学女子リーグ戦が幕を閉じた。明大が所属するのは2部Bブロック。同じブロックに所属するチームと総当たりで戦い、2部Bの頂点ないし2部Aへの昇格を目指す。明大は初戦の大妻女大戦からその強さを爆発させる。終始リードし、押される場面があっても決して逆転を許さない。見事白星を挙げ好スタートを切ると、夏までの練習の成果は遺憾なく発揮され、その後の東海大戦や大東大戦でも危なげなく勝利。1巡目を全勝で折り返した。2巡目も明大の快進撃は止まらず、関学大戦では100点ゲームを繰り広げるなど快勝。また、ほとんどの試合でスコアは70点台から80点台をマーク。安定した得点力で順当に勝ち星を重ね、首位を独走し続けた明大。連戦が続き、選手にかなりの疲労が懸念されたが、チーム一丸となって約2か月間のリーグ戦を戦い抜いた。


  リーグ戦を首位で終えた明大は2部Aのチームとの入替戦に突入した。1戦目は2部Aを8位で終えた共栄大との対戦。序盤からリードを守り切り大差で勝利した。しかし2戦目の大一番、日大戦。第1Qは9点のリードをつけられたもののその後勢いを盛り返し、両者一歩も譲らずシーソーゲームに。試合は延長戦までもつれこんだが、最終的にわずか3点差で敗北。リーグ戦含め負けなしの明大であったが、2部A昇格を目前にその夢は途絶えた。


  2部A昇格は叶わなかったが、リーグ戦全勝という快挙を達成。また、リーグ戦を通して下級生の活躍も目立った。神山南帆(文1=白鴎足利)や山本涼菜(文2=浜松開誠館)、新林未悠(理工2=湯沢湘北)などが主力選手としてチームの勝利に貢献。果たせなかった「2部A昇格」という目標は先輩から後輩に受け継がれた。来年度の明大のさらなる飛躍に期待が懸かる。

 

[尾﨑陽菜]