自己ベスト続出! 箱根に向け弾みをつける/MARCH対抗戦 2022

2022.11.26

 昨年度から始まったMARCH対抗戦。MARCH全校が箱根駅伝(以下、箱根)にそろうこととなった今年度は演出やライトアップがより一層華やかなものとなった。その中で明大勢は多くの選手が自己記録を更新し、今シーズン最後のトラックレースで躍動した。

 

11・25 MARCH対抗戦2022(町田GIONスタジアム)

明大

 

男子1万メートル

1組

 12着 尾ノ上 30分51秒13 

 14着 山内 31秒08秒95 

 

2組

 8着 勝浦 30分36秒57 

 11着 新野 30分46秒22 

 

3組

 5着 甲斐 29分20秒33 

 10着 溝上 29分31秒29 

 11着 橋本 29分34秒70 

 14着 三上 29分35秒38 

 18着 馬場 30分11秒47 

 23着 城戸 30分49秒07 

 

4組

 3着 杉 28分39秒58 

 

 紫紺の戦士たちが躍動した。2回目の開催となったMARCH対抗戦。1万メートルを5組行い、各校の上位10人の平均タイムで争われる。明大からは11人が出場。「今回出場した選手は箱根のボーダーを目指す選手たち」(山本佑樹駅伝監督)と1カ月後に迫る箱根に向け、最後のアピールの機会となる。総合成績は29分59秒57で5位だったが、出場した11人中初出場を含め8人が自己記録を更新した。

 

 その中でも一際輝きを見せたのは杉彩文海(文3=鳥栖工)だ。昨年度のMARCH対抗戦で出した28分57秒71の自己記録を約18秒更新し、28分39秒58でフィニッシュ。「ここで自己ベストを出さないと箱根を走るうえで厳しかった」(杉)と今シーズン思うような走りができなかった杉にとってジャンプアップを果たした走りとなった。杉の走りに対して山本駅伝監督は「持ち味である後半の粘りが十分に発揮されていた」と高く評価した。また、甲斐涼介(情コミ2=宮崎日大)は29分20秒33の自己記録をたたき出し、チーム2番目の成績を残した。「自己ベストが出て、悪くはなかった。世田谷246ハーフマラソンの結果が悪かったので、監督を見返してやろうという気持ちで走った」(甲斐)と箱根に向け猛アピールを見せた。

 

 今大会の結果により全体的な厚みが出てきたことが証明された。勝負の時まで残り約1カ月。悲願のシード権獲得に向けラストスパートだ。

 

[島田五貴]

第99回箱根駅伝まで、あと37日。

※レース後のコメントは後日「明鏡紫水」にて掲載いたします。