
盧が粘り強い戦いぶりで銅メダル獲得/全日本学生選手権
全日本学生選手権(以下、インカレ)が15日から開幕した。3日目は女子エペ個人戦が行われ、盧承延(政経1=王子総合)が3位入賞。関東学生選手権(以下、関カレ)で4位となり、団体戦でも活躍したルーキーが関カレに引き続き好成績をたたき出した。
◆11・15~20 全日本学生選手権
▼女子エペ個人
盧――3位、佐藤――9位、小佐井――15位、中村――16位、稲山――25位、國谷――40位
4年生にとって最後の学生個人戦となる今大会。小佐井彩花(総合4=宇土)と中村優里(営4=成立学園)はともに予選を3勝1敗で通過しトーナメント戦へ進んだ。トーナメント戦は15点先取の戦いになるが、小佐井は2回戦の3セット目時点で11-12の1点を追う展開に。「巻き返すのはかなりきつかったが、しっかりと間合いを取って勝負できたことは良かった」(小佐井)とそこから4点奪取し、15―13で勝利。3回戦へと駒を進めたが、相手の攻撃を防ぎきれず作戦負けとなった。中村は2回戦を難なく勝ち進むと日大のエース・寺山との対戦に。「自分の動きはすごく良かったと思うが、リードされている状態でポイントを取り切る力が足りなかった」(中村)と相手のポイントに追い付けず敗北。4年生の2人はベスト16で終えた。
粘り強い戦いを見せたのが1年生の盧だった。予選を全勝で通過するとトーナメント2回戦を突破し3回戦へ。3セット目が始まり途中まで3点差で負けていた盧。しかし、ラスト30秒で11―11の同点まで持っていき、そこから得点を積み重ね見事逆転勝利。続く準々決勝も試合終了直前に同点に追い付くと一本勝負で勝利をつかみ取った。準決勝は11―14で敗北を喫するも、3位決定戦でまたもや勝負強さを見せる。2セット終了時点で4点リードを許していたところから同点に追い付き一本勝負へ。最後はしっかりと一本を取り切り堂々の3位。全国の舞台でその実力を遺憾なく発揮した。
18日には女子エペ団体戦が行われる。昨年度はベスト8で悔しい思いをしたが、今年度は関カレで優勝しており、全国制覇に期待がかかる。最強の布陣で挑む今大会の団体戦では「優勝を狙いに来ているので、優勝を狙いつつも気負い過ぎず、みんなで楽しみながら一戦一戦を頑張りたい」(佐藤琴美・政経3=一関第二)。持ち前のチームワークを発揮し、全国の頂を目指す。
[正野真由夏]
試合後のコメント
小佐井
――学生の個人の大会は最後だったと思いますが、4年間を振り返っていかがでしたか。
「1年生の頃はこういった全国大会で予選すら上がれなくてという状況でした。爆発的な結果を残すことはできなかったのですが、一度も順位を落とさずにここまで来ることができ、自分の成長を感じたとともに、自分を成長させてくれたのは明治という環境で、本当に強い仲間たちと練習できて良かったなと思います」
中村
――学生の個人の大会は最後だったと思いますが4年間を振り返っていかがでしたか。
「4年間で大きな結果を残せたかというと残せていないのですが、明治に入り同期や後輩も強い仲間がたくさんいる中で揉まれて、確実に1年生の時よりもできることが増えましたし、成長できたなと思います。明治に入ることができて良かったと思っています」
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