
日大相手に惜敗 昇格かなわず2部B残留/関東大学2部リーグAブロック・Bブロック入替戦
入替戦2戦目の相手は2部A6位の日大。ここで勝利を収めれば明大の2部A昇格が決定する大一番の戦いとなった。試合は両者一歩も譲らぬ展開が続き、シーソーゲームに。延長戦まで持ち込んだものの、最後は相手の勢いに対抗できず、わずか3点差で敗北という悔しい結果に終わった。
◆11・5~6 関東大学2部リーグAブロック・Bブロック入替戦(駒澤体育館他)
▼11・6 対日大戦(拓大八王子キャンパス)
明大76{14―23、26―17、14―17、18―15、4―7}79日大◯
スターターはPG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鴎大足利)、SF佐藤美怜主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。
白熱した戦いが繰り広げられた。両者互いに負けられない戦いとなる入替戦。何としてでも悲願の2部A昇格を成し遂げたい明大は、神山の鮮やかな3Pシュートにより先制点を奪う。それでも日大も連続得点で対抗。明大も何度かやり返すも一歩及ばず、第1Qは14―23と9点差で終了した。しかし続く第2Q、明大の勢いが増す。果敢なプレーで相手のファウルを誘い、フリースローで確実に得点。さらに一瞬のチャンスを逃さず、空いたらすかさずシュートを放ち、徐々に点差を縮めていく。そして最後は神山の放った3Pシュートで同点に追いついた。「ディフェンスを頑張って相手に勢いをつけさせず、自分たちのペースに持っていけた」(山本)と目標としていたディフェンス面で戦うことができた。
同点で迎えた後半戦。相手の連続得点から試合が始まるも明大も意地を見せ、攻守ともに張り合った。両者勢いが衰えることなく54―57と接戦のまま最終Qへ。ここでも点取り合戦となり点差が離れずにいたものの、試合終了間近、山本が相手からファウルを奪い、フリースローシュートを1本沈めて2点のリードをつける。リードを保ったまま何とか点差を守り切りたい明大だったが、残り3秒の場面で相手がゴール下シュートを決め再び同点に。試合は延長戦へと続いた。延長戦では相手のドライブインからのシュートが決まると、その勢いを終始止められず。フリースローシュートや3Pシュートで必死に食らいつこうとするも着実に点数を積まれ、76―79と惜しくも敗れ悲願達成とはならなかった。
格上相手にも粘り強さを見せ健闘した明大。「試合を重ねるごとにチームプレーがかみ合っていく感じがとても楽しかった」(山本)と試合数の多いリーグ戦を通してさらにチーム力が高まった。今大会で見つかった課題を克服し、次こそは2部A昇格を成し遂げてみせる。
[清水優芽]
試合後のコメント
山本
――試合を振り返ってみていかがですか。
「今日の試合を振り返って、勝てた試合を落とし、2部A昇格のチャンスを逃してしまったことがとても悔しいです。決めるべきシュートを落としたり、もったいないミスをしたり、リバウンドを何本も取られたりと反省すべき点がたくさん見つかりました」
――接戦でしたが試合中はどのような気持ちでしたか。
「絶対に勝ちたいという気持ちで試合をしていました。緊張やプレッシャーはなく、とにかく勝ちたいということしか頭になかったです。それが逆に冷静さと判断力を奪ってしまったのかなと反省しています」
――今後の目標をお願いします。
「今回達成できなかった2部A昇格が目標です。個人的にはもう少し外からのドライブを増やして、攻撃の幅を広げたいなと思っています」
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