
拓大2回戦 最終Qで逆転されリベンジならず/関東1部リーグ戦
今試合の相手は1巡目で敗北を喫した拓大。前半は両者譲らず、互いに点を取り合う試合となり差は開かなかった。しかし迎えた最終Qで拓大の勢いが増し、徐々に点差が離れる展開に。何とか1巡目の雪辱を果たしたい明大だったが、その差を縮めることはかなわず、惜しくも7点差でまたも敗れることとなった。
◆8・20〜11・6 第98回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)
▼11・5 対拓大2回戦(駒沢オリンピック公園総合運動場)
明大85{19―24、24―19、26―18、16―31}92拓大○
スターターは、PG平松克樹(情コミ2=福岡大大濠)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、SF勝山大輝(法4=正智深谷)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)。
リベンジとはならなかった。「いつもよりもいい試合の入りができた」(SG若月遼・政経4=北陸)と、前半は大きな差を生むことなく試合が展開していく。拓大の強みである3Pシュートや、留学生相手に苦戦を強いられる場面も見られたものの、明大も持ち前のスピードを生かして対抗。さらに相手の当たりにも物おじせず、果敢に攻め込みファウルをもらう積極的なプレーも目立った。点を取っては取り返しのシーソーゲームとなり前半は43―43と同点で折り返した。
迎えた後半、両者睨み合う時間帯が続く。どこかで拓大を離したい明大は、積極的に走り、レイアップシュートを量産。結果、第3Qでは8点のリードを作る。全体シュート本数では勝るものの拓大の3Pシュートを阻止することができず完全に離すことはできなかった。後がない拓大は第4Q開始直後からオールコートで厳しいディフェンスを仕掛けてくる。焦りが生じたことからボール運びでのミスが続き、簡単に主導権を渡してしまう。追いつかれた後も粘り続けたものの、後半失速。リードはひっくり返され、85―92で2度目の敗戦を味わった。
入替戦ラインから抜け出したい明大にとって痛い敗北となった。しかし「切り替えて最後いい締めになるような試合をしよう」(若月)とまだ試合は残されている。全26試合の集大成、残り1戦は筑波大。1巡目では惜しくも1点差で敗れた相手だ。最後リベンジを果たし、笑顔でリーグ戦を締めくくりたい。
[清水優芽、小原愛]
試合後のコメント
若月
――試合中意識していたことはありますか。
「後から出る身なのでアグレッシブにプレーすることと、チャンスがあればどんどんシュートを打っていくということを意識していました」
――後半点差をつめられて負けてしまった要因は何ですか。
「留学生がいるから中ばかりに寄ったら外でやられますし、かといって外が入るから外に寄ったら中でやられてしまうという、そこのバランスがうまく対応できなかったのが要因かなと思います」
平松
――リーグ戦初スターターの心境はいかがでしたか。
「スターターで出るのが、春季トーナメントぶりだったので、最初は緊張というか色々考え過ぎてしまいました。一緒に出ている3年生とか4年生が声掛けてくれたのでやりやすいというか、自分のプレーができました」
――次戦への意気込みを教えてください。
「1巡目では筑波さんと1点差、最後に逆転されたので、最後勝って自分たちのバスケをして終われるように頑張りたいです」
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