
障害で団体2位 惜しくも優勝逃す/全日本学生賞典障害飛越競技大会
団体優勝を目指して挑んだ障害。鹿戸雄翔主将(農4=江戸崎総合)とオーロラボレアリスMは減点0の安定した走行でジャンプオフに出場するも、そこでは結果を残せず6位入賞。団体では日大に次いで2位と、優勝を目指していただけに惜しい結果に終わった。
◆11・2~3 全日本学生賞典障害飛越競技大会(三木ホースランドパーク)
▼個人
6位 鹿戸〈オーロラボレアリスM〉
11位 白石〈カルロッタM〉
19位 石川〈パトリシアM〉
※渡邊〈ぺコラM〉は失権
▼団体
2位明大
大会初日と2日目に行われた障害。団体優勝を目指す明大からは4人馬が出場した。初日の第1走行では鹿戸主将とオーロラボレアリスM、白石侑也(商3=江戸崎総合)とカルロッタMの2人馬が減点0で終えた。鹿戸主将は2日目の第2走行でも減点0の安定した走行を見せジャンプオフに進出。8人で争ったジャンプオフでは攻めた走行をしたもののバーを1本落としてしまい減点4となり、惜しくも6位に終わった。白石も「少し緊張してしまい、最後の最後まで集中力がもたなかった」と第2走行では、バーを終盤に落としてしまい減点4に。石川傑(農3=北海道浦河)とパトリシアMは第1走行は減点10に終わるも、第2走行では減点6と巻き返し「1走行目よりも2走行目の方が良くなり、内容は悪くなかったのでそこは満足している」と振り返った。ルーキーの渡邊麻夏(商1=つくば秀英)は第1走行で落馬し失権となってしまう。それでも「2日目は強気に行こうと思い、切り替えができた」と第2走行では課題のメンタルの弱さを克服し、減点8で走り切った。
団体では日大に次いで2位に終わった明大。「主将になってから障害は団体優勝するとチームにも言ってきたので悔しい」(鹿戸主将)と準優勝の順位には満足しない。今大会を締めくくる総合に向けては「自分が(減点)0で帰ってくるのはもちろんですし、後輩たちが(減点)0で帰ってこれるようにサポートもしっかりしたい」(鹿戸主将)と主将としての自覚を持って意気込む。人馬一体、そしてチーム一体となって挑み、総合でも上位を目指す。
[髙本都]
試合後のコメント
鹿戸
――最後の全日本学生三大大会(以下、全学)ですが、どのような気持ちで挑んでいますか。
「全学が最後というのは自分が勝てるチャンスも最後という感じに捉えていたので、今回は何としてもという気持ちで挑みました」
――障害は個人では減点0、団体では2位でしたが、その結果についてはいかがですか。
「大学スポーツは団体で勝たなければならないと思うので、やはり後輩の指導や馬の調整の部分で自分が主将として足りないところが出てしまったのかなと思います」
白石
――障害を振り返っていかがですか。
「あまり良くなかったかなという感じです。1日目はいい感じでしたが、2日目は少し油断してしまい、1本落としてしまったので、それが悔しかったなという感じです」
――第1走行は減点0でしたが、うまくいったこととしてはどのようなことでしょうか。
「精神状態も落ち着いてできたので、全日本なのでやれることはやろうという感じで挑めました」
渡邊
――障害を振り返っていかがですか。
「1日目は残念な結果に終わってしまい、私としては満点でチームに貢献したかったです。2日目は絶対に貢献してやると思ったのですが、減点8になってしまいました。今回自分の走行を振り返って反省点もたくさん見つかったので、これからそれを生かして練習して、先輩方のように結果を残せるように頑張りたいです」
――馬術部の雰囲気はいかがですか。
「先輩方がサポート面でも暖かく見守ってくださり、技術面でも厳しいところは厳しく、いいところはいいところでちゃんと伝えてくださるので、成長できる、いい部活です」
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